12月は休んでいたから、今日はひさしぶりの陶結ウ室だった。白萩とトルコ釉をかけた楕円形の平皿は焼き上がっていた。素焼きされた円錐形の吊り花器や箸置きには、撥水剤を部分的にかけてから、黒天目釉をかけた。残った時間で、固くなっていた土をこね、平皿を作陶して、陶結ウ室を出た。
冬の世田谷線沿線はおおがかりな草むしりが終わったようで、すっきりしていた。区の職員が植樹した小さなヴィオラが花壇にびっしりと咲き、線路沿いの雑草はおとなしかった。生垣の間から、スクッと顔出して、開花した水仙の花は誰が植えたんだろう。一番元気で、みずみずしく、元気を少しだけ、分けてもらった気がした。
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赤土で作陶した楕円形皿は
白萩釉にトルコ釉の悪戯がけ