ヨーコのきまぐれ日記

精一杯の木曜日

 今朝、豪徳寺から玉電の線路沿いに歩いて、陶訣H房の「おいしい器」へ行った。すると、大皿と楕円皿の素焼きができていた。撥水剤を器の底に塗ってから、釉薬をいくつか選んだ。バケツに入った釉薬を素手で掻き回さなければならない。釉薬は身体じゅうがゾクゾクするほど冷たい。5分もかきまわしてると、手の感触がなくなり、身体の芯がこおりつく冷たさだ。ついに、私は降参・・・ゴム手袋の使用を許してもらい、念入りにかきまぜた。釉薬を均一に混ぜるには、釉薬一つに少なくとも15分~20分はかかった。

 釉薬をかけ終えてから、白土で中鉢を作ったが、はやめに、自分の作業台を片付けて、羽根木公園近くの友人宅へ向かった。季節ごとに愉しんでいる生花のアレンジレッスンである。羽根木公園の櫻は老木が多い。花は爛熟の境地を経て、地面にはらはらとこぼれている。見上げる空は真っ青。若者や子連れの若い母親たちが櫻の根元に敷物を敷いて、お弁当をひろげていた。なんとものどかな花見風景である。

 春の生花アレンジは籠に盛るストック、スィートピー、ばら、トルコキキョウ、キンギョ草といった花たちの饗宴だった。器作りも、生花アレンジも大好きだけど、一日にあっちだこっちだと動くのは少々、あわただしい。ありがたいことに、次の初夏のアレンジレッスンは違う曜日に設定してもらった。再び、羽根木公園を横切って、帰路についた。公園のベンチには将棋する男性同士のカップルが3組に増えていた。


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