食いしん坊

　ふだん、レストランでも、居酒屋でも立ち寄る前に予約をとることはめったにない。ただ、ぶらりと立ち寄る。混雑していれば、別の店へ行く。団体で飲むさいには、友だちの日程や孫たちの都合を確認して、それなりの手配をしたけれど・・・しかし、昨夜は料理屋にコース料理の予約を入れて、しかも、4人のうち、１人は肉を受け付けないと勝手な申し入れを行った。予約注文は生まれて初めて、フェイスブックのメッセージ経由で行った。

　今回、12月生まれの妹と娘の誕生日を記念して、夕食会を開きたいと考えたのは、祖師谷にある小さなフランス料理屋である。友だちの予約で、私は数回、食事したことはあるけれど、自分で予約するのは初めてだった。友だちの予約では、あらかじめ、メニューを知らされ、鹿肉や鶏肉は大丈夫かと、私に友だちからの質問があった。が、今回、前もっての連絡は皆無・・・それでも、食事の席についたら、あとは至福のひとときだった。

　このお店で好きなところは、ワインが食事内容にあわせて、あれこれと用意されることである。スパーリングワインに始まり、白葡萄酒と赤葡萄酒を3種類、堪能した。わけわからないまま、ワインボトルを選ぶミスがない。メインディッシュに至る道程が長い・・・さまざまに工夫をこらした肴がでてくる。メインは豪快に炙った牛ステーキだったが、肉嫌いの妹には鮑のパイ包み焼きが用意された。どちらも食べたいナは食いしん坊な私の舌・・・・



娘夫妻のイタリア土産のベル