ヨーコのきまぐれ日記

母の移動

 小雨降る冷たい朝、早起きして、母の施設へ向かった。母は食堂のテーブルで、新聞を読んでいた。もう、施設の仲間たちや介護人たちとの別れの挨拶は済ませたという。パジャマから洋服への着替えは終えていたが、外が寒いこともあり、衣類を一部着替えさせた。迎えに来た大型介護タクシーの中で、母は背中が寒いと、持参したオーバーコートを着込んだ。車窓が母も見慣れた風景になると、ようやく、新しい施設の玄関先に到着。



 入所すると、さまざまな聞き取り調査があり、医師の簡単な診察もあった。自分のベッドに横になった母に、30分後には、お昼ご飯ですが~との声がかかり、母は待ちわびていますと答えて、そばにいた介護人たちの笑いをよんだ。それから、母はこの施設は玄関ロビーにきれいな生花が飾ってあるので、嬉しいと言った。意外な反応に、私のほうが驚いた。そういえば、応接室に飾られた生花のアレンジに、私もハッとした覚えがある。



 施設の面会は午前9時~午後9時までいつでも自由にできるそうだ。食事時間に、好物を持ち込むのも自由だとか・・・・しかし、自由な食生活にも制限がないと、母の病はとんでもない迷宮に陥るばかり。母は前の施設で規則的な食生活を続けた。病人用の制限食ではなく、普通食のままにもかかわらず、重篤だった糖尿病や高血圧からも見事に、解放された。このまま病に拘束されない生活を~と、期待している。




施設の応接室に飾られた花
施設の建物と関連する病院
の裏庭に咲いたピンクの梅!
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