ピサの斜塔に隣接する礼拝堂の隣りに、洗礼堂がありました。この洗礼堂の球形の屋根は音の反響が素晴しく、テノール歌手が歌いはじめたとたんに、輪唱する声がろうろうと響きわたります。他の歌手はどこにいるんだろうと、見渡しましたが、誰もおらず・・・一人の声が奏でる輪唱に耳を傾けました。しばし、夢心地~♪
ピサの斜塔へはストリートカーに乗って行きましたが、下車寸前、旅仲間の一人が悲鳴をあげました。誰か知らない手が自分のバッグの中に入っていたそうです。下車してすぐ、彼女はバッグの中味を確認。お財布もパスメ[トも無事でしたが、見たこともない誰かの帽子がバッグの中に入っていたそうです。多分、盗もうとする手を隠す小道具だったんでしょう・・・無用な置き土産を残したこそ泥くんでした。私の旅友だちなら、プーッと泥棒を吹き飛ばしたかもしれませんがネ。
イタリアはスリや置き引きをする泥棒が多いようですが、金品を盗むために、ピストルやナイフを使う人の話は聞いたことがないので、マッ、平和な社会なのかもしれませんネ。でも、油断して、バッグを置きっぱなしにすると、ちゃんと紛失するようです。多少のお金は、ふつつかな自分を恥じて、ガマンするにしても、パスメ[トの紛失だけはあとの手間が大変。お気をつけくだされ。
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よくよく見ると、ピサの斜塔は上の部分の斜度が下の部分と異なります。
悼hぐ工事の過程で、てっぺんは反対方向へと傾けているからです。