老いの失念

　昨日、朝から降り続いた久しぶりの雨・・・・夕方、外出すると、吹く風もなく、雨上がりの大気がしっとりして、心地よかった。今朝は窓辺の陽射しが暖かい。このところ、ブログもしばし休憩・・・体調が悪いわけではない。毎朝、毎晩、歯を磨いて、洗顔、化粧水を顔面にパタパタはたく。この空虚な日々の繰り返し、無常と感じるほど、もう、若くはない。おそらく、老いの身支度に起因する現象かと思う。



　まずは、自分の余分な衣類を破棄しようと、ふだん、利用していない洋服箪笥の下にある二段の引出しをあけた。すると、一段目にはエプロンが5枚、2段目には布団カバーが畳んで、しまってあった。無駄な衣類を捨てて、めったに利用しない備品をしまったのは他の誰でもない。私である。それなのに、すっかり忘れている。それが辛い。整理整頓したそばから、失念していく自分の脳、どうしたらいいのだろう・・・



中庭の櫻は開花の兆しもなく、
部屋に飾った啓翁桜は満開！