大腸がんを見つけるための検診について記載してみましたので興味のある方は閲覧下さい。
大腸がん検診といえば健康診断などでも行われている「便潜血検査」が一般的ではないでしょうか?便潜血検査で陽性になる方は約5%と言われておりその中で約3%の方が大腸がんと診断され、また約20%の方に大腸ポリープがみつかるそうです。
この数字だけ見ると・・・受ける必要があるのか??・・・意味があるのか??と疑問を感じてしまいますが・・・
症例対照研究によると毎年受診することで大腸がんの死亡リスクを60%減少させることができる。※言葉の専門的な意味を説明することはできませんが、要するにみんなで便潜血検査を受けることで相対的に大腸がんの発見率が高くなり総じて死亡リスクも減らすことができるということが研究の結果わかったそうです。
では実際に便潜血検査で癌が発見できるのか?・・・については「がん情報サービス」「がん国立研究所」などが出している数字ですと30%~92%とがんのできた箇所や進行具合によって大きな差がありこれといった確証ある数字は提示できない・・・とされています。
ただ、大腸がんの特徴として初期の場合、ほとんど無症状で便潜血検査をすり抜けてしまうケースも多いため、便潜血検査で陽性となるにはある程度進行している場合が多い。
大腸がんを見つけたい場合には「大腸内視鏡」を定期的に実施するのが良い、但し身体への負担も大きいためリスクを十分に理解する必要がある・・・とのことです。
〇国立がん研究センターがん対策研究所/がん検診ガイドライン/大腸がん
大腸癌検診についての詳細なデータや情報が知りたい方は上記リンクよりご確認下さい。
<横山専務のコメント>
ちょっとわかりづらい文章ですが・・・現在大腸癌の早期発見を目指すには発見する確率が非常に高い「内視鏡検査」があるが身体への負担が大きいため推奨となっていない。そのため、精度が低いが毎年など定期的に受けることで一定の確率で発見できる便潜血検査が推奨されているという現状がある・・・そうです。
実際に私の場合は
2016年に受けた健康診断で便潜血検査陽性⇒精密検査⇒異常なし。
2019年に受けた健康診断で便潜血検査陰性
2021年に受けた健康診断で便潜血検査陽性⇒2021年12月精密検査⇒大腸がん発見
という大腸がん発見までの経過をたどりました。
私の大腸がんは大きさでいうと4cm程度あったわけですが、主治医の先生に「どの程度時間が経っているものでしょうか?」と質問したところ「多分ですが、数年経過していると思います。」とのことでした。
大腸がんは進行が比較的遅い癌であることから私の場合だと2019年の検査では便潜血検査をすり抜けてしまっていたのではないかと思われます。そう考えるとどこか悔やまれる部分があります。
早期発見を目指すのであれば、便潜血検査に関しては精度が低い分、数をこなすこと、そして内視鏡検査にあってはリスクが高くなる年齢が来た時点で定期的に受けることが必要なのではないかと改めて感じたところですし警鐘をならすべきだと考えています。