冷たい、風。

ホットココアを入れて、ベランダに出てみました。

吐く息はあいかわらずまだ白く
両手でカップを包み込む様に持ち、
ひとくちまたひとくちと
自分で入れた少し甘めのココアをすすり
遠くのネオンを眺めると
今日あった嫌なことも、疲れてたことも、悩んでたことも
なんだかちっぽけに思えてきます。

遠く離れた月は誰のためでもなく世界を照らし
輝く星たちは何も言わずただひたすら
夜という闇の中で瞬いている。
そう、誰からも褒められることもなく。

もうあと何時間かすればまた新しい光を纏った
太陽が朝という未来（あした）を連れて来るのだ。

ボクがボクであるために
今という瞬間をもっと大切に
生きなくてはいけないと不思議な感覚に
今日のココアはさせてくれました。

ありがとう、イソフラボン。