オミクロン株流行期の50歳以上の新型コロナウイルス感染者において,パキロビッド®︎は入院または死亡のリスクを44%減少させた.44551例解析(Ann Intern Med 2022 Dec13)https://t.co/b7gh1uscVi
— EARLのコロナツイート (@EARL_COVID19_tw) December 13, 2022
パクスロビドに関する重症化リスクのない人(>50歳)を多数含んだ研究。
— 手を洗う救急医Taka (@mph_for_doctors) December 13, 2022
ワクチン接種回数や最終接種からの期間も考慮されており質が高い。
入院・死亡リスクは44%減、特に2回未接種者では89%減と効果が高い。
ゾコーバと同じ使い方をして良いと解釈できそうに思います。https://t.co/WiDIMJ28RG
RCTで症状改善効果の示された薬
— 手を洗う救急医Taka (@mph_for_doctors) December 13, 2022
vs.
観察研究で重症化予防効果の示された薬
というなんとも論争を呼びそうな比較(前者がゾコーバ、後者がパクスロビド)ですが、私は後者が今のところ勝ちだと思います。
前者の症状改善効果は臨床的な価値が低いからです。
なおemulate randomized trialとかimmortal time biasとかCox regressionを使わないIP weight adjusted cumulative incidence curveとか、どこぞの公衆衛生大学院疫学講座のとっても好きそうな臨床研究🤔
— 手を洗う救急医Taka (@mph_for_doctors) December 13, 2022
absolute differenceではなくrisk ratioを使っているのは多少批判があるでしょうね。
— 手を洗う救急医Taka (@mph_for_doctors) December 13, 2022
ワクチン研究と違ってspilloverは基本ないので、0.X%のリスク減など誤差の範囲、薬など不要という人はいるかも。
明確なobservation periodがあるのになんでPoissonなのかもよくわからん。