ヨシキPのスタメモ -STYLISH MEMORIES-

ここはTwitterでフォロワー集めを目論んでいるヨシキPが気まぐれで運営するブログです。

【10万再生記念】ニコニコ動画X 制作手順

2018年07月03日 | 旧ブロマガ
こんにちわ。ニコニコ動画X(クロス)投稿者のヨシキPと申します。
ついに10万再生突破しました!ありがとうございます!ですが、これは決して私一人の実績ではありません。「X」のロゴを作ってくださった新代あるしさん、入れ替え演出のスクリプトを作成してくださったKANONさん、お二人の力がなければこの作品を完成させるのは不可能でした。

ロゴについてはパーツ1か所ごと別々に作られていて、綿密な動かし方が出来るようにしてくださいました。そのため動画編集で細やかな演出が出来ましたし、このようなことは過去のメドレーでもなかなかなかったかと思います。
スクリプトにつきましても、これがなくては曲の入れ替え、切り替え演出作業1か所やるだけでとてつもない時間と労力が費やされるのですごく助かりました。


さて、今回の記事ではニコニコ動画Xの制作手順をお話ししようかと思います。もしかしたら以下のようなことを疑問に思ってた方もいらっしゃったかも知れません。

・左右の曲表記間違えないか心配しなかったのか

そうです。通常のやり方では音源を打ち込んでるうちにこんがらがって混乱してどこで曲が入れ替わっているのか分からなくなるかと思います。

ですが、都合の良いことに私の使用しているDAWは「X」制作とは相性が良かったようです。

具体的に説明致しますと制作手順は以下の通りです。分かりやすく画像で説明したいと思います。



①各主旋律の音ごとにLメロ、Rメロ個別にトラックを用意する



2つの曲のメロディーを原曲本来の流れのまま普通に打ち込み



1曲ごとにクリップに名前(曲名)をつける



④そのクリップの入れ替えたいタイミングにあたる部分を分割



⑤クリップを移動させ、入れ替えたい箇所を入れ替える




とまあこんな感じです。
これを一通り終えるとDAW上ではこのように流れます。


んで、音源が完成したら次は動画ですね。
動画編集についてはKANONさんがニコニコ動画X専用として作成された入れ替え演出スクリプトを用いて作成したのですが、ここからはKANONさんが関わってくるので企業秘密ということでスクショは控えさせてください。

ただ、ざっくりと説明すると音源のDAWで表示される時間をスクリプトに入力してそのタイミングで左右の曲が入れ替えたり、曲表記を切り替えたりしているような感じです。

んで、そのスクリプトでの作業を終えたらaviファイルを出力して後はaviutlでデザイン調整してエンコード!という手順で制作しました。


以上です。


いかがだったでしょう?左右の曲が入れ替わるメドレーを制作するために僕なりに工夫した手順がこれです。この計画に協力して下さったKANONさんや、ロゴ作成を引き受けてくださった新代あるしさん、この作品を伸ばしたいと広告を出してくださった皆様、応援してくださったみなさまのおかげでここまで来ることが出来ました。

改めましてこの場でお礼を言わせてください、ありがとうございました!
最後になりますが、『ニコニコ動画X』という作品は現在6通り存在しますのでここに貼り付けておきます。


ニコニコ動画X(クロス)
ニコニコ動画X -L side-
ニコニコ動画X -R side-


ニコニコ動画X -NON CROSS ver.-
ニコニコ動画X -L side NON CROSS-
ニコニコ動画X -R side NON CROSS-



















ん?







現在6通り
という言い方がどうも引っかかるって・・・?




フフフ…よく気付いたな…




そうです。
ニコニコ動画Xはまだ終わりません!


そんなわけで、特報を公開中です↓


とりあえず今はいろいろと疲れたのと他にやりたいことがあったりなので来年に向けてまったり制作しようと思います。ではまたいずれお会いしましょう!

ニコニコ動画X(クロス)あとがき的な何か

2018年06月05日 | 旧ブロマガ
こんにちは、ニコニコメドレーシリーズやアイマスカテゴリを中心に動画投稿をしているヨシキPです。

いやーなんとか無事に投稿されましたねぇ。
5月31日に投稿されました『ニコニコ動画X』、みなさん楽しんで頂けましたでしょうか?



ニコニコメドレーシリーズで代表的なものといえば、初期の頃のニコニコで流行った曲が繋がれた組曲『ニコニコ動画』や、それに続く同作者のニコニコ動画流星群七色のニコニコ動画、流行った動画が大集合し取り入れられた初のメドレーニコってる?!や、近年最も爆発的な人気を経たニコニコ動画摩天楼、そしてニコニコ10周年を盛り上げたニコニコ動画十年祭や、難民アニメの楽曲が繋がれたニコニコ動画難民祭、初音ミク10周年を盛り上げたミクミク動画葱祭などがあったかと思います。

そんな中、今回投稿された『ニコニコ動画X』は新たな時代『niconico(く)』に向けて、ニコニコの歴史を振り返るだけでなく、新たな試みとしてLとRを入れ替えることをコンセプトに、左右が入れ替わるメドレーを作ることにしました。
当初は昨年2017年の秋ごろに投稿する予定だったのですが(く)が何度も延期になったり、それに比例するように私自身のメドレー進歩も思った以上になかなか進まず手こずったりしてました。(他の動画を作ったりしていたというのは内緒)

その結果、2018年に大流行したポプテピピックの曲を入れることができましたし、何よりクロスラッシュゾーン(※1)直後には最古の曲と最新の曲という今ならではの2曲を組み合わせることが出来たので、結果的にこの時期の投稿で良かったなと思います。

何より投稿後の反響なのですが、ニコニコニュースで取り上げられたり、ニコニコ代表の方や超有名な歌い手さんがツイートしていたりと、予想以上にとんでもないことが起こっていて私自身とても驚きを隠せない状態ですw

そんなこんなで、今後の反響は私も楽しみにしております。
まだご覧になってない方がいらっしゃったらこの機会に再生してみてはいかがでしょう?

ニコニコメドレーシリーズ最新作
ニコニコ動画X』はコチラから見れます!



では、また次の作品でお会いしましょう!


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※1 ニコニコ動画Xの終盤に配置されたパート。1小節ごとに入れ替わりと曲切替が繰り返される。(例外あり)













あ、そうだ。
ひとつ言い忘れてました。

投稿前から考えていたことなのですが、『X』外伝作として以下の作品を近日投稿したいと思っております。

ニコニコ動画X -L side-
ニコニコ動画X -R side-
ニコニコ動画X -NON CROSS ver-


内容は恐らくタイトルでお察し頂けるかと思いますが、それぞれ『左側のパート単独』『右側のパート単独』『左右入れ替わらないバージョン』となります。

お楽しみに~!!!


僕が動画投稿者になった日

2018年02月03日 | 旧ブロマガ
どうも、お世話になっております。ヨシキPです。今年も早いもので1か月が経ちました。
さて、ここでブロマガを更新したのは大したことではないのですが実は僕が動画投稿者となって今年で10周年を迎えます。まあだからといって特別何か企画をやるわけではないですが、せっかくの機会なので改めて自己紹介も兼ねて僕がこれまでの動画投稿者としての経緯を軽く振り返ってみようと思います。

今でこそ『ヨシキP』としてニコニコメドレーシリーズやRemix、MAD等多岐にわたって動画投稿をしていますが最初の頃はニコニコムービーメーカーで作った文字とBGMだけでたまに画像が入ったようなものしか作っておらず、まともに再生が伸びたと言えるものは何一つありませんでした。


僕が一番最初にニコニコに動画を上げたのは2008年の8月6日 午前9時58分。改めてこの投稿時間を確認してみると、高校一年の夏休みの朝に作業して投稿してたんだな…と、どうも感慨深くなります。その動画がこちらになります。



この動画の内容ですが、現在太鼓の達人というゲームにおいてプレイできる楽曲が『J-POP』『アニメ』『クラシック』『バラエティ』『ゲームミュージック』『ナムコオリジナル』等、幾つかのジャンルに分類され、曲選択画面でもジャンルごとに曲が表示される仕様となっていますが初期の頃は違いました。現在ではゲームミュージックやナムコオリジナルに分類される楽曲も『ロック』『テクノ』『ヘビメタ』等、曲調に合わせたジャンル表記となっており、曲選択画面でもジャンルには関係なく難易度順で曲が並んでいました。そこで『現代の楽曲を初期仕様でジャンル表記させるとどんな分類の仕方になるのか?』を想像して書いてくだけの内容です。

再生数こそ大したものではないですが、それなりにコメントで反響がありました。当時はニコニコにおいての名義というものがなかったのでとりあえず初投稿動画のタイトルに沿って『ジャンル名の人』と名乗ってました。でもそれもなんか名前としては曖昧な感じがしたのでしばらくしてから『世界のジャンル』という名義を用いて動画投稿してました。これは当時流行っていた『世界のナベアツ』から文字ったものです。

以降、あるあるorねーよや忙しい人の為シリーズ、マッシュアップ、バンブラ譜面等投稿していましたね。コメントで賑わってはいつつ、再生がまともに伸びたものはありませんが…。

しばらく動画投稿を続けていましたが、気付けば僕は一度ニコニコを離れ、動画投稿もしなくなっていました。

しかし月日は流れ、やがてその時がやって来ました。

2015年、『ヨシキP』名義で再デビュー。
ニコニコメドレーを投稿するようになり、以降はそれ以外のMAD等含み、幅広く様々な動画を投稿するようになりました。

というか、ヨシキという名前自体は以前から別の用途で使っていたのでアイマスをやっているのもあってヨシキP名義となりました。また、活動箇所によって名義を使い分けていた時期もありましたが、2016年以降はこの名義で統一していますね。

そして現在に至るのですが、2018年現在で動画投稿数は合計で140件以上あります。
今年も沢山動画投稿していくつもりです。不束者ですが、今後ともヨシキPをよろしくお願いします。




あ…、そうだ





これ、視聴版ですがこれの完成版が今年最大規模の作品になると思います。
ニコニコは(く)という新たな時代に向かって走り、ニコニコメドレーシリーズも11年目に突入しました。そんな中、斬新なアイデアでメドレーもまた新たな時代を切り開いていけたらなと思いながら随意制作中であります。
投稿は春頃を予定しています。お楽しみに!


通りすがりのメドレーだ覚えておけをうp主が自ら歌った 小説版

2017年09月11日 | 旧ブロマガ

※この記事は『通りすがりのメドレーだ覚えておけをうp主が自ら歌った』収録時の出来事を小説にしたものです。


───7月上旬、僕は一人で地元のカラオケ店にやってきた。


さて、まず僕がなぜこのようなことをするようになったのか。
それは昨年11月まで遡るのだがその日に札幌で行われたメドレーのオフ会の最中、お酒に酔った僕が勢いで言ってしまった"ある一言"から始まった…。


「通りすがり投稿から1年経って誰も歌ってみた投稿しなかったら俺自ら歌ってやるよ!!!」



しかし、1周年が近付いても一行に歌ってみたが現れる気配はない(当たり前)


そりゃそうだ。あれだけ高密度で更に重ねも多く、中途半端にインスト曲も挟まれている。そんなメドレーを誰が歌うだろう?まず歌詞をまとめるのが大変だし、歌うのもかなり難易度が高いように思う。


ならば僕が歌詞をまとめたら誰か歌うだろうか?


無駄な足掻きであることは分かっていたが、とりあえずこのメドレーにおいて使用された楽曲300の歌詞をまとめテキストを配布した。が、案の定歌うものは現れない。というかまとめ終わったのが1周年の10日前なのだからそりゃ無理だ。


んで、僕は諦めて自分で歌うことになり現在に至る。



僕はイヤホンマイクと録音アプリ、印刷した歌詞用紙を用意して一人でカラオケボックスに入り、通りすがり本編を再生しながら熱唱した。平日の昼間なので人は少ない。だがその分僕のトチ狂った声が部屋の外にまで響いていることだろう。あぁ…なんて恥ずかしい…でも……自分の作ったメドレーをいざ歌ってみると…楽しい…!!!

あぁ…気持ちがいい…愉しい…ちょっと恥ずかしいけどその恥ずかしささえも心地よくなって……。


所々歌詞を上手く言い切れなかったりするので1フレーズごとにカットしつつコツコツと収録していき、その収録期間は2日間に及んだ。


300曲歌い切り、家に帰ってDAWで編集。一部エコーなどもかけた。


そして動画もつけてエンコードし、無事に模範解答は有言実行した。


どうだ…みたか…俺は…やりきったぞ!!!


こうして俺の狂気的な歌声はネットに上がり、恥じらいの姿をさらけ出すことになったとさ。めでたしめでたし(?)






ニコニコ動画十年紀 各パート解説&感想など(後編)

2017年08月29日 | 旧ブロマガ
前回の記事の続きです。更新が遅れました。気付いたら十年紀の投稿から既に2ヶ月以上経っていた…ヤバイヤバイ。今回の記事で最後のパートまで行きたいと思います。

2÷すパート(49~53曲目)
砂嵐からクロスフェードし、ニコニコ動画の宝石箱 メドレー版へと入ります。これは2010年に釣り動画として話題になった『ニコニコ動画の宝石箱』をメドレーにした作品とのことで、このメドレーをこのパート最初の作品として取り入れました。ほとんど『このメドレーもあるよ』みたいな感じで終わってますが…。そしてここからがこのパートの目玉部分!2525/2013という2013年に流行った曲が集められたまとメドレーがここで登場しますがこれは本人によるメドレーリメイクではありません。メドレーの作者本人によるメドレーリメイクではありません。でもこのメドレーの中に取り入れられた『フレンダを分解したい』という楽曲の作曲者本人が担当。…まさかの作曲者本人ですよ!つまりはまとめると『他人のメドレーで使われた自分の曲をリメイク』するという。誰がこんな展開予測できたでしょう。流石はご本人、アレンジにオリジナリティがありつつ進化していて音MADまできちんと入れてある…。ここで一旦盛り上がり、ニコニコメドレーSAME CHORDへと移ります。これもご本人のメドレーをリメイクする形となったのですが、元メドレーが作られた当時、2÷すさんはバンブラでこのメドレーを作られていたのでそれを今の技術と音源でリアレンジしたらものすごいことになりそうだと思いながら構成を組んでました。イントロのメッセージの部分から入れることでこのメドレーのコンセプトが分かるようにしました。音源を受け取った後に動画も作ったのですがこのイントロの部分は元メドレーの動画を基に僕が新たにエフェクトを加えてアレンジしました。音源的にもより元メドレーから変化の大きい部分と思いますので、この厨二テロップの演出は動画面でもアレンジのしがいがありました。ノイズ効果を加えたりとかいろいろ。更に厨二っぽさを増したことで味気が出たかな?といったところです。2÷すさんにも事前に確認して頂き、絶賛して頂けたので良かったです。音のアレンジも実際に元メドレーのコンセプトを尊重しつつ、新たなアレンジで更に聴き心地も良くなっててすごく満足しています。そして最後ですが、構成を組んでる段階ではSAME CHORDの1本満足バーから不意打ちでニコニコメドレー「0.5秒」へと飛ぶ形にしてましたが移り変わり方は2÷すさんにお任せすることにました。提出された音源を確認するとああなってた(言葉で説明できない…)ので動画演出はどうしようと考えた結果とりあえず加速させたらそれっぽくなったのでそれから不意打ち0.5秒食らわしてニコニコメドレー「無音」に留まる形としました。なんという不意打ち連発。ちなみに無音は厳密には誰かが打ち込んだわけではないので誰のパートでも無いのですが、2÷すさん自身がよく無音ネタをやられてるのとそのままの流れというので無音も2÷すパート表記にしてます。なんというか、このパートは全体を通して予測不可能なパートになったことと思いますw。

うぃんなパート(54~60曲目)
スタートはニコニコ動画混沌自由奏。こちらはその名の通りカオス要素が強く、全1000曲で構成されたことが当時大きく話題を呼びました。そしてここから更にカオスになって俺得×ニコニコメドレー『Medley1764』へと突入!うぃんなさんによる本人リアレンジとなります。こちらはタイトル通り1764曲で構成されており、曲密度も更に高くなります。この2作品はどちらも最初からコンセプトに沿った構成となっていて、知っている方にとってはなおかつ1番覚えのある部分だと思ったので1番最初の部分を使用させて頂きました。次のニコニコメドレー「未詳」についてですが、元メドレーのコード進行のままだと違和感があるとご指摘を頂き、アレンジの際に元メドレーにはないBeMyBabyのメロディーを挿入する形となりました。そのため1764の動画もご本人によりリメイクして頂いております。未詳の使用した部分ですが、熊蜂の飛行がメドレーに入ってるっていうだけでそれが既に名場面になってる印象がありました。当時からすれば予測不能な不意打ちに視聴者さんがたも面食らったことでしょう。続いて『一万年と二千年前から愛さないでください』タグも付けられた俄組曲、斬新ながらも思わず納得してしまう重ねが特徴のニコぽい、この2作は『2009年新春3大メドレー』と呼ばれたうちの2作で、これを知っている方はそのまま残りの1作品に繋がると思われたことでしょう。しかしそうは行かず、一旦ニコニコ動画超決戦!!が挟まれます。この作品の名場面は幾つかあると思いますが、その中でグルメレースの部分を選んだ一番の理由はコメントが逆に流れるアレも再現したかったという個人的な理由なのですが、当初はコメントが逆になる部分から8小節間のみで、そこから急速に早くなり2009年新春3大メドレー残りの1作品、ニコニコ高速メドレーへと繋がっていく予定でした。しかしそれだとブツ切り感があるとうぃんなさんより提案があり、超決戦はグルメレースの部分は全て使用する形で追加構成をし、徐々に加速をして高速メドレーに繋がることとなりました。同じ『グルメレース×他の曲』という重ね同士でそのまま繋げられてより自然な繋ぎにもなったと思いますし、超決戦もより懐かしさに浸っていただけたのではと僕もこの提案には大変満足しています。

メスシリンダーパート(61~68曲目)
イントロからスタートし、元メドレーとは少し違った方針でオルガンなど追加しオシャレにアレンジされた艦これジャズロック!! -改-。このタイミングでこのメドレーを入れたのはBPMの問題です。ジャズとのことでメドレーらしさを出すにはBPMも尊重する必要がありますので、前パートの高速メドレーから少しだけBPMを落とし、そのまま自然にこのパートに繋げるという方針です。続いてアレンジ方針が比較的ジャズに近いニコニコswing☆へと繋がっていき、ここで一旦区切りを付けたところでファミコン世代のゲーム曲のアレンジメドレーファミコン元気玉へと入っていきます。この作品は音の系統がメスシリンダーさんのアレンジに近い印象だったのでこのパートに取り入れました。ゲームメドレー繋がりでかつ本人リメイクとなったなうぷれいんぐへの入りの際にアドリブで二拍の間奏がありましたね。それによりより自然になったと思いますが実はこの間奏、構成MIDIを渡した段階では入れておらず、元メドレーにはない部分だったので動画演出をどうやろうか迷いましたがたまたまなうぷれいんぐのタイトル表記の部分とシーンチェンジのエフェクト(時計回りに画面が切り替わるやつ)を使ってごまかしを効かせることができました。また、構成MIDIを渡した際にメスシリンダーさんから『いくつかのメドレーでキーを変えるかも』というお話もありました。まだどのメドレー作品のキーを変えるのかはっきりしないとのことだったのですが、前後のパートとは割と区切りの入ったパートだったので私も『どのメドレーのキーを変えても問題ないと思います』と伝えました。そして、提出された音源を確認するとキーが変わってたのはこの後の咲合作 ―合作って楽しいよね!―艦隊これくしょん ~二周年の航跡~の2作品でした。両作品とも元々は元メドレーと同じキーにしてましたが、今きいてみるとそのままだとイマイチちょっと盛り上がりが足りない印象を受けました。メスシリンダーさんによるキー変更を行った結果、咲合作への入り方がすっごく自然になっていていい感じに盛り上がってましたし、艦これ合作についても重ねられたメロディーの音が元メドレーとは逆になっていたのも面白かったですね。FullKenさんのパートでも同じようなところがありました(詳しくは前記事参照)。それと、この2作品は両作品とも音MAD合作用に作られたメドレーで、作者は違うのですがこの2作品には1箇所、各メドレーにしか存在しない2曲混ぜられた繋ぎが存在しており、両者ともその部分を十年紀では採用させて頂きました。どちらも良い繋ぎだと思っております。続いて本人リメイクとなるN's BOXの採用部分。いや他にも良いところあっただろ?ってなりそうですが、ある意味強いインパクトを与えたであろうあの部分を使用しました。そのまま東西合作 東組-eastern side-の日本ブレイク工業の逆再生の部分へと移り、静止する形でこのパートが終わる形としました。ネタで終わってしまった。なんともメス氏らしい(構成私だけど)。

ありゅパート(69曲目~71曲目)
前パートから引き継がれ、東から西へ。東西合作 西組-western side-からスタート。イントロから盛り上がっていって、スーパーマリオ生誕20周年として作られた大規模な合作企画のメドレーSUPER MARIO CEREMONYへと移ります。このパートを担当されたありゅさんにはアレンジ的にもマリオ系のメドレーは合ってるかなという印象を受けたのでここで取り入れました。元メドレーがすごく大きな企画だったので映像がすごく凝っています。初代マリオの曲からマリオランドの曲へ移るところでニコニコメドレー『亜硫酸』が登場。本人リメイクで大いに盛り上がっていきます。この作品は一曲一曲が短く疾走感があり、更に面白い繋ぎ方をしていて個人的にすごくお世話になった作品です。

キセネツパート(72曲目)
まだそれほど構成が組まれてない状態で1番早く提出されたパート。あらゆる楽曲をダークネスにアレンジし繋がれた✝ダーク✝ラウフェンメドレーは、十年紀全体の構成が出来上がってきた頃、どの部分に導入しようか迷っていました。試しにいろんなパートに挟みながら仮MIXをして繋いだり、アレンジしたご本人に何度もキー変更をお願いして仮繋ぎしてみたりとかいろいろやりました。その結果、今のやつが1番しっくりきました。ちなみに使用箇所はご本人に選んで頂いてますが、8小節のみで特徴的な繋ぎを魅せれる箇所だったので僕も納得でした。

いえふパート2(73~75曲目)
ダークネスな雰囲気から一変。ラブライブ!アレンジメドレーフェスティバルはその名の通りラブライブ!のメドレーですが、映像も『該当する楽曲を歌っているキャラクターのパネルのみが明るくなる』という分かりやすい仕様になっています。全体曲からユニット曲へ移る箇所を選ぶことで、短い時間でそのコンセプトを伝え、より自然な繋ぎ方もされている印象があったのでこの箇所を使いました。アイドル繋がりで偶然にも元メドレー及び原曲と同じキーで繋ぐことのできたCINDERELLA GIRLS/M@gical Medley Memorialの『お願い!シンデレラ』。こちらはアイドルマスター シンデレラガールズのメドレーで、表題曲となる『お願い!シンデレラ』が後半のクライマックス部分に置かれてます。更に動画演出でも過去のイベントに登場したカードが登場しています。この作品の場合、コンセプトを伝える方を重視したのでこのメドレーならではの繋ぎなどはあまり気にせずに採用した次第です。その次のニコニコ動画花吹雪への繋ぎは構成的にはちょっと無理矢理感が出てしまったかもしれませんがアレンジで上手くなんとかなったかなーといったところです。花吹雪はシュガーソングとゴーゴーマニアック繋ぎが印象的でした。元メドレーではゆったりとしたピアノアレンジだったのですが、敢えてこのままのテンポで突っ走りました。三作品続けてポップなアレンジで突っ走っていく感じが全体的に良い感じでした。

FullKenパート2(76~77曲目)
映像にはPhun(物理シミュレーション)が使用されたニコニコ大連鎖がここで登場。最初はどこでこのメドレーを導入しようか、また、このメドレーのどの部分を使用するか非常に迷いました。映像に特徴がある作品なのでどの部分を使っても魅力は分かると思うのですが、より特徴が分かりやすい個所はやはり一番最初の部分でしょうか。そしてアニメーション繋がりでニコニコ人気25曲メドレーをMIDIアニメで!を取り入れましたがこの作品、その名の通りMIDIアニメでそれぞれの楽曲に関連した文字や絵が音符で表されており、これを再現して打ち込むのは至難の業でした。これを何方にお願いしようか考えたところ、このパートを担当されたFullKenさん自身が『リクエストされた楽曲でメドレーを作る』という企画をやられてて、過去に無茶ぶりで非常に耳コピが難しい楽曲も打ち込んできた方なので、彼の耳コピ力ならイケるのでは?と、無理言ってお願いしました。その結果非常に再現度が高いどころか画面のMIDIアニメと全て音が一致していてすごかったです。

Schizophreniaパート(78~82曲目)
さて、ここへ来てようやく登場します。みなさんお待ちかねのニコニコ動画『裏組曲』です。裏組曲は2007年、組曲に入らなかった楽曲を中心に構成されたそうでそのイントロでダイジェストに曲が変わってく部分を使用しました。そこからうらのうら音楽祭裏の裏の裏組曲へと裏から更に裏に行くという謎の演出はもちろん構成担当の僕が考えたネタなのですが、使用箇所が分かりづらいというのは恐らく誰もが思ったでしょう。一応それぞれ『魔理沙は大変なものを盗んでいきました』と『松本ぼんぼん』の部分を無理やり繋げてます。裏から裏に行くネタをやるためだけに無理やり繋げてます…。このパートを担当されたSchizophreniaさんの方からは裏組曲とニコニコ50秒メドレーを打ち込みたいとお話を頂いてましたので、同じ作者繋がりでメドレーとしてのコンセプトも前者2作品と共通した二重裏組曲も一緒に入れてしまおうとこの構成にしました。そして最後に次のパートへの引き継ぎでドラムを挿入して頂きました。

キットカットおいしいパート2(83~96曲目)
これまでの流れを収束するように七色のニコニコ動画へと突入。ここだけは元メドレーと同じキーにしたかったので前パートを調整したりしましたね。使用した箇所はこのメドレーにおいてオリジナルの間奏の部分。その前のおてんば恋娘の最後の部分のドラムを前パートに取り入れ間奏に入る形としました。動画つけてみたも途中から入れました。ここからはメドレーラッシュゾーン!hapiさんのゲームメドレーのクライマックス部分を取り入れた星のカービィ組曲「THE MEDLEY OF KIRBY SSDX」ポケモン交響曲「THE MEDLEY OF POKeMON RGBY+GSC -3PBs-」、目玉部分を取り入れたKIRBY FINAL BOSS RUSH !!!スーパー戦隊メドレー「参伍戦隊メドレンジャー」、ラッシュゾーンにはラッシュゾーンを使用したニコニコンピレーション2013色々な曲を繋いでメドレーにした、なんか無理くり突っ込んだリズム天国GIGA MIX名曲レイプ!メドレーと化した先輩、しものしもねたキチガイ動画充電録ガチムチ動画男尻祭、そしてにこみっくすハタチの組曲「NHKの本気」を挟み、元祖アニソンメドレーの神曲メドレー『二次元』で統制されたメドレーラッシュゾーン。時間の都合でダイジェストに1~2小節ずつとなってしまいましたが、ここに取り入れた作品はいずれも『タイトルと動画を一瞬見ればコンセプトが分かる作品』を取り入れてます。その結果『なんでこんな短いんだ』等の声は現時点では上がらず、『これ入ってて嬉しい』といった声が数多く上がりました。また、このパートを担当されたキットカットおいしいさんも各メドレーに適応したアレンジに切り替えをして下さっていてすごくメリハリのつく部分に仕上がったなと満足しています。

ラストスパート(97~100曲目)
いよいよラスト!引き続きキットカットおいしいさんの担当です。ニコニコ動画開設から10周年を迎えた日に投稿され、ニコニコ10年間の思い出を振り返るニコニコ動画十年祭の1番の名場面はやはり2小節ごとに楽曲が切り替わり、2016年から2007年まで遡っていくあのシーンでしょう。それと同時におっくせんまんも重ねられているのですが、元メドレーと比べるとややおっくせんまんが抑えられ、メインの各年の思い出の曲の方が強調されてるのが分かります。構成を渡す際、僕の方からは特に何も言わなかったのですか、十年祭の目玉となるメロディーを強調するというキットカットおいしいさんのチョイスはナイスだと思いました。10年間を遡ったところでおなじみのラスト陰陽師で迎え撃つニコニコ動画十年一昔は構成を組む際に陰陽師と共に多く重ねられた曲を全て聴き取り打ち込む形だったので、元メドレーで打ち込み担当をされた農夫さんに確認して頂き、聴き取れてなかった部分の打ち込みをお願いしました。完成した構成MIDIをキットカットおいしいさんに渡しアレンジを仕上げる形となり、そして最後に2017年に投稿されたメドレー5作品(ヒトカケラのニコニコ動画NICO NICO smALLSTARS!!ニコニコ動画難民祭Nico Nico Dream World組曲『ニコニコ動画』 - 10周年記念REMIX -)のロゴが登場し、最後に陰陽師で終幕!…と、思いきや、謎のフラッシュバックが?そう、十年紀に登場した過去のメドレーのサムネです。お気付きになられた方もいらっしゃるかもしれませんがこのサムネの演出、実は投稿されたメドレー順を遡っているんです。遡って組曲『ニコニコ動画』に辿り着いたところで画面が割れ、現れたのは組曲『ニコニコ動画』改。そして過去のメドレーのサムネを投稿順に巡り、当作品で扱われたたメドレーの中で一番新しいニコニコ動画十年一昔のサムネに辿り着いたところでクレジットが入り、各メドレーの陰陽師シーンが流れ…最後に過去のサムネと共に現る超組曲『ニコニコ動画』のラストフレーズでシメとなり終幕を迎えます…このパートは。

???
俺「やごい氏~!実は最後の最後にこれを入れたいと思ってる。(構成の仮音源を渡す)」
やごい氏「いいと思うぜ~」
俺「ありがと!というか監修のやごい氏がここ飛び入り参加しても面白そう(名案)」
やごい氏「ほう・・・?」
俺「飛び入りしてもいいんだぜ…?(チラッ)」
やごい氏「提出します!監査お願いします!」
俺「ありがとうございます!OKだと思います!では、このままやごいパートとして最後の最後に幻の101曲目、ニコニコ動画中毒の方へ贈る一曲を取り入れたいと思います!!!」








???=8:51:22 pmパート(101曲目)










パート解説は以上となります。
ようやく全パート書けました…。え?最後のは解説なのかって?まああらすじ書いたしいいんでね(適当)。自画自賛するようですが曲構成が完成した瞬間、『まるで最初からこの構成で完成する運命だったんじゃないか』と感じてました。こうして振り返ってみると打ち込み参加者のみなさんそれぞれの持つ技術・アレンジに合ったパート構成を作ることが出来たのではないかと思っております。それもあってか私の知り合いの方で『なんだかヨシキPさんが本当のプロデューサーに思えてきた』と言って下さった方もいらっしゃって本当に嬉しく思います。でも実際には私もこの企画において参加者の方から助けられた場面が多くありました。

各自持つアレンジ技術で元メドレーらしさを再現しつつも新たなアレンジを加え、新鮮味のある音源を仕上げてくれた打ち込み参加者のみなさん、ロゴ作成や修正指導をしてくれた監修の8:51:22 pmさん、MIXしてくれたcrossworldさん、動画補佐をしてくれたアヤメネ/さん。誰が欠けても十年紀の完成はあり得なかったでしょう。そしてニコニコメドレーシリーズ10年間の想い出が詰め込まれたこの作品を皆さんと共有したことによって他のみなさまとの絆が深まったのであればそれが一番の嬉しみであります。

気が付いたら大きな企画の主催者になっていた…。でも、今後は私自身も一人前のメドレー作者として十年紀にも負けない作品を作り上げられたらなと思っております。最後になりますが、非常に長くなったこの記事を最後まで読んで頂きありがとうございました。また次のメドレーでお会いしましょう。