小栗栖好子 水彩画・イラスト

水彩画家、イラストレーター。絵を自宅や十字屋で教えています。
ooyoshkoo@gmail.com

修業

2016-01-14 16:42:27 | 静物画
鉛筆デッサンでたわしを描きました。
これは一見大変難しそうですが、実は割合簡単に描けます。

毛の部分(毛というのか?)に捕らわれていたら描けません。
全体の形としては、割合シンプルなのですぐとれると思います。

次に濃淡です。たわしの窪んでいる所辺りが陰になって濃くなっており、その周りが明るい感じ
と濃淡を大まかにハッチングしてつけていきます。

明るいところ、暗いところ、中間トーンが大体描けたら、
尖った濃い目の鉛筆でシュッシュッと描いたり
消しゴムの角でシュッシュッと抜いたりします。

細かい毛ばかりに目がいきがちですが、全体の濃淡を捉える事が大切です。


絵の生徒さんは、すぐに洋服の柄だとか、イチゴの種ばかりに目がいきがちで
もっと全体を観て描く事が大切ですよとよく言うのですが、

教える事は自分が描くより難しい事だなと思います

これは私の修業ですね

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