奥入瀬の絵

水彩画の教室をしています

時々生徒さんが川の流れる絵を描きたいと言われ、水の流れる感じをどうやって描けば良いか聞かれる事があります

実は私、川の流れるような絵は描いた事がありません

それで想像してアドバイスしていましたが、本当に上手くいくか描いてみる事にしました

生徒さんの奥入瀬の写真をお借りして・・・・・上手くいきますように


まずある程度デッサンします。

次に川の白い流れで泡立っているような部分、特に白い所にマスキングインクを塗ります。
ブルーの色がマスキングインクです。



こんな感じ↑　マスキングインクも色々種類がありますが、私は画像のシュミンケのペンタイプを使っています。

それでブルーやグリーン、グレーなど混色して水の濃い部分を塗っていき、マスキングインクを剥がすと、マスクした所が白く残り
ボヤけがちな川にメリハリが出来ます
こういう形がハッキリしていないような川などの場合、メリハリをつける事は大変重要だと思います

そして後はカバー力のあるガッシュのホワイトなど塗って自然な感じに馴染ませます





完成

いかがですか？

後は生徒さんに観て貰い感想を聞きます

コスモスの絵 クレストオレンジ

オレンジのコスモスが咲いていて、絵に描いてみたいけど・・・という生徒さんがいて、咲いているのを見つけましたが、川辺に沢山群生しているような観光地なので、誰かが植えているような・・・
沢山あったので、少しだけ拝借してきました

咲いている内に描かないと・・・と思い、ヒマな時間を見つけては描いていました

オレンジのコスモスって、最近よく見かけますね

葉っぱが少し違って、マーガレットみたいな葉をしています

川辺に群生していたので、生き生きと元気が良い感じでした

そんな感じを描きました

後からネットで調べてみると「クレストオレンジ」という種類みたいです。


他珍しいのは「チョコレートコスモス」というのがあって、色も香りもチョコレートらしいです。
一度見てみたいものです

セコ蟹

よく物を頂く私ですが、先日茹でた大きなズワイ蟹と、数日後また茹でたセコ蟹を続けざまに頂きました

美味しいのですが、どちらも丸ごとで、ちょっと忙しい日だったので、さばくのが面倒で「めんどくさ～い疲れた～」と言いながらやっていましたが、食べてみるとやっぱり美味しかったです

蟹はキレイにカットされているのが好きです

折角なので、セコ蟹はズワイ蟹の雌らしいですが、描いてみる事にしました

10本足があるとは気にしていなかったので知りませんでした。

セコ蟹は中の赤い所が美味しいですね

今度は蟹のお鍋が食べたいわ

　

最近お天気のいい日は、何処かの猫がずっと窓の外に座っています

その側でコーヒーを飲みながらのんびり仕事をするのが私のお気に入りです

無くなっていく風景 京都 丹波橋

私が大分前にこちらに住み始めた頃は、お酒の工場が多くて、あちこちからよくご飯の炊けるような匂いがしていました

ウチの向かいもお酒の工場でしたが、随分前に無くなり今はマンションになっています

日本酒って、あんまり昔ほど売れなくなってきているのですね

近くのお酒の工場も無くなったり、縮小されたりして、マンションやチェーン店の大きなお店が出来たりしています。

何処にでもあるような風景になるのは少し寂しいような気持ちがします


今年になってから、伏見の丹波橋通りでも、長い間放っておかれた宝酒造の建物も壊されて、ショッピングモールが
出来るようです

景観は良いのですがこのままでは維持費が掛かるそうで、これも時代の流れなのかもしれませんね


私は、無くなる前にその風景を描いておくことにしました

もっと早くから伏見の無くなる前の風景を描いておけば良かったと後悔しています
昔は仕事が忙しくて、それどころではなかったのだと思います。


ジッと観察していてひとつ大きな事に気づいたのですが、この小さな川の橋が「丹波橋」でした

長く住んでいますけど、絵を描こうと観察するまで全然気づきませんでした

人の感覚って曖昧ですね


それから何人か近くの人に「あそこが丹波橋って知っていました？」と聞いてみましたけど、

9割位は知らなかったと言っていました

駅名にもなっているのにね・・・・

最近、この酒蔵も壊されて無くなってしまいました・・・・・。