筑前の国からこんにちは!

北九州市を中心に、福岡県とその周辺の情報を発信していきます。

垣生公園の春は桜で埋まる太鼓橋と埴生神社と電車で満喫

2021年03月27日 19時08分22秒 | 

2021年の春はコロナ禍の中で気が滅入ることも多い日が続きますね。

気晴らしを兼ねて、北東部九州で有数の桜の名所の福岡県中間市にある垣生(はぶ)公園に桜の花見に行きました。

垣生公園の場所



この公園の存在を知ったのは、40年も前になる在職中の花見の時期です、
北九州市でも桜の花見といえば「垣生公園」の事をよく耳にしていました。

実際に桜の花見に来たのは5年ほど前になります。
毎年桜の追っかけをしていて、そのコースに初めて組み込んで来て見て驚きました、
素晴らしかったので春の桜の花見コースに常時組み込む事になりました。

この垣生公園の桜の花見の見どころは、朱の太鼓橋、埴生(はぶ)神社、
30分間隔で桜の並木道の横をまたたく間に走り抜くける筑豊電車とのコラボが最高です。


垣生公園内の散策順路と撮影ポイント
写真の説明を見る時の参考にしてください。



① 紙灯籠と朱の太鼓橋と垣生池
コロナ禍で平日でしたが人出は例年より少なめで、垣生池にいつもなら浮かんでいるボートがなくて寂しかったです。


② 朱の太鼓橋(延壽橋)
この橋の中央の階段は一段一段の高さが高くあるきにくかったです、中央の手摺は助かりました。
太鼓橋は延壽橋とも言われどう読むのかわかりませんでした。「えんじゅばし」と読み「壽」は「寿」の旧字でした。


③ 埴生(はにゅうまたははぶ)神社への階段
階段の数は108段あるそうで煩悩の数に合わせているのかもしれません。
埴生神社は、もともと埴生(はにゅう)神社と呼ばれていたそうです。
時を経て、今では「はぶ」神社とも呼ばれるようになり、この地域が埴生から垣生、「はにゅう」が「はぶ」となったそうです。


④ 桜のトンネル
桜のトンネルは、この時期の最も印象的なワンシーンです。


⑤ 桜のトンネルの横を走る筑豊本線の電車
30分に一本くらい走るのですが、またたく間に入り抜けるので撮影に一苦労します。
この電車は、特殊な新型車両でハイブリット型で、若松駅から折尾駅まではかってはディーゼルでしたが蓄電池に貯めた電気で走っています。


⑦ 太鼓橋
別の方向から見た太鼓橋、鳥居が見え埴生神社の参道になっていることがわかります。


⑧ 別の場所から見た太鼓橋
終点付近で見た太鼓橋です。
桜と朱の太鼓橋のコラボはどこの角度から見ても素敵でしたね。


今回は、桜の花見以外に収穫がありました。

垣生公園、埴生神社の歴史を少しわかり、太鼓橋の別名「延壽橋」を初めて知りました。
壽はどこかで見た記憶があるのですが、読み方がわからず、調べるのに苦労しました。

歴史がわかると、一層愛着が深くなるものですね。

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寂しくなった製鉄の街と桜の並木道

2020年05月02日 00時41分05秒 | 

コロナが猛威を振るい、例年の華やかな桜の季節もあっという間に終わりました。

4月9日の散歩ですが、コロナウイルスが蔓延してしているなか恐る恐る外出して散歩と桜を見に出かけました。


世界遺産の旧八幡製鐵所の第1号高炉の記念公園の桜を見て、
その後スペースワールドの寂しくなったところを散策しようと出かけました。

国道3号線から脇道に入り都市高速の下を潜り抜けると記念すべき旧八幡製鐵所の第一高炉の勇姿と華やかな桜の並木道に出ます。


素晴らしい高炉と桜のコラボです。

第一高炉跡の中に入り、裏にある盛大に咲く桜と八幡の街のコラボを撮りたかったのですが、
残念ながらコロナの影響で閉まっていて入れませんでした。

仕方がないので、陸橋の上から高炉と桜並木を撮影してこの日は終わることにしました。

出鼻を挫かれてスペースワールの更地になった跡地を見る気が失せたのです。


東田第一高炉跡と桜並木
第一高炉が一年のうちで最も美しく感じるときです。
まるで、桜の雲の上に浮かんでいるように見えます。


近くから見ると空に伸びると表現したくなる高炉の高さです。



人も車いない寂しい道路
桜並木の道は枝光本町前田一号線です。
今回、この通りの名前を調べて初めてこの道路の名前を知りました。
いつもなら、人も車も途切れることのない道路です、コロナウイルスが人も車もこの道路から消し去りました。



北九州市八幡東区は1901年第一高炉が操業を始め、八幡の街が最初の繁栄を迎えました。

戦後、鉄鋼が海外でも造られ始めると衰退を始め、新たに東田のエリアにスペースワールドを初めとする施設を造り
第2の繁栄を迎えました。

今また、スペースワールドが閉園し、加えてコロナウイルスによりかってない衰退の道を歩み、とても寂しくなっています。

あと2年もすれば、スペースワールドの跡地に新しい施設が出来、
その頃にはコロナウイルスもインフルエンザくらいの感染症になって三度目の大きな繁栄が来てほしいものです。

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歴史ある高見の街で今年最後のサクラの花見・・・北九州市八幡東高見

2020年04月26日 23時50分42秒 | 

今年最後のサクラの花見は近場の桜並木道です。

北九州市は桜の名所がたくさんあり、桜の並木道もたくさんあります。

ドライブしながら見る桜の並木道もどこも素敵ですが、散歩と撮影を兼ねてじっくり見るにはかなり周囲の状況に左右されます。

北九州では、この高見の街の桜並木道が素敵です。

高見という街は、奇妙に心に残っている街です。

数年前ですが、桜の咲く時期に県道296号を走っているととても素敵な桜で埋もれた町並みを見つけました。

そこは、今まで飲み屋などが立ち並んでいて県道から見えなかったのです。




高見という街は河内貯水池に水をためた後、流れる板櫃川の北側にあります。

桜並木と周囲の風景がとてもきれいです、北九州で特別な場所のように感じていたので
今回良い機会でしたので調べてみました。

高見の街の特徴

  1.高級で上品な街                                                                                     
                  板櫃川、桜並木などの自然環境を生かし「桜と水辺とふれあいの街」というスローガンを目的として                     
板櫃川の市街地側の飲食店街などを無くし、電線を地中に埋めるといった整備が進められた。         

2.高見の前の通りのバス停は3~7条まで京都のような地名があり独特の上品な雰囲気がありました。       
                  1906年(明治39年)に国が高見街あたりを官舎用地として買い取り、整地して1条から7条に分けたらしいのです。                     
3.板櫃川の辺りはなんとも長閑な平野が広がる。                                                     
                高見付近からは弥生時代から古墳時代前期に生活したと思われる多くの土器が発見されており、                      
 素晴らしい歴史のある街でした。                                                               



桜並木と北九州を代表する皿倉山

この街を造る時、桜並木と皿倉山の構図を考えたのではと思われるくらいよく調和していました。
左手の道路は県道296でバス停に3条、7条などの名前が見られ、京都の通りを思わせます。
県道の反高見街側は未だに電線は残っていますが、この高見街は電線を地中化してとてもスッキリした町並みになっています。   



  桜並木
高見の街はほぼこの桜並木道で、街のどこを散歩しても桜に埋まります。 



高見中央公園の桜 


県道296号線から見た高見の桜並木 
手前に流れる川が河内貯水池に水を貯め、その後流れてくる板櫃川です。
川の辺りは弥生時代から古墳時代前期頃の土器が発見されており、この川の水辺で祭祀などが行われたと推測されています。
整備前は、県道に沿って飲食店街など並んでいて、外部の人には全く高見の街のこの様子がわかりませんでした。





例年は、桜並木と皿倉山、街の桜に埋まる景観に満足していましたが、
あまりに北九州のまちなかでも違うので歴史を見てみました。

弥生時代~古墳時代前期 土器などが発見され板櫃川周辺で生活していた。

明治時代 官営八幡製鉄所建設と同時に国がこの付近を買取りその時1~7条の区分けを行い、
八幡製鐵所建設のための八幡製鐵所の幹部、ドイツ人顧問技師などの住居や
国家の長官や高等官、判任官の官舎が建築され特別な街のようでした。

歴史を少しでも知ると、景観に深みを感じるようになるものですね。

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河内堰提・春の周辺探索・・・福岡県北九州市八幡東区 <1>意味不明の池と曝気について追加説明

2020年04月20日 23時31分06秒 | 

今年は新型コロナウイルスのおかげで桜の花見は近場だけにしています。

河内堰提は北九州市では有数の歴史建造物と桜の名所になっています。

河内堰提には幾度も足を運んでいますが、最近足腰の調子も良いので初めて河内堰提の下を散策しました。

そして、こんなところがあったかと想定外の光景に出会いました。

撮影した場所と目的は下記説明写真を見てください。


********************************************************

いつも見てきていた河内堰提付近の桜と風景

① 河内サイクルセンターの桜


②河内貯水池の深い緑色の湖面に映える桜


③歴史を感じさせる河内堰提の取水塔と桜


④堰提から見下ろした時に見える橋
ズーと堰提の下に見える橋を歩きたいと思っていて、今回意を決して降りていきました。
残念ながら、この橋に行く道がわからず違うところにたどり着くことは叶いませんでした。


⑤堰提上から見た桜公園展望台


⑥桜展望台から見た堰提



河内堰提の下の様子


⑦さくら公園に降りて見上げた堰提
行きたかった橋の付近と思っていたのですが、かなり離れたところでした。


⑧吊橋と桜
後でわかったのですが、行きたかった橋よりかなり遠いところにありました。


⑨想定外の光景  <1>(曝気装置)・・・末尾に簡単に説明を入れています。
神秘的な場所に池と桜がありました。 
ネットなどで調べてもこの施設についての情報はなんら見つけることができませんでした。
<1>この池は漢字の「亜」の字の形をしているために「亜字池」と呼ばれるそうです。
石積みの塔は噴水で「曝気」を行うためのシステムでした。


⑩石が積まれた塔 <1>噴水
3箇所あり、どんな目的で造られたのか・・・。
<1>曝気するための噴水でした。


誰ひとりいない森の中を分け降りて、行きたかった橋には辿り着けず、少々心細くなっている時に
パーと華やかな桜と奇妙な石積みの搭のある池忽然と目の前に現れたときは驚きました。

後で、調べてもこの池のことは見つけることができませんでした。

不思議なことがまだまだ色々とあるものですね。


<1>曝気
水質改善処理の方法で、水の中に酸素を溶け込ませたり、水の中のガス、鉄分を除去させるために、
噴水やシャワーなどでできるだけ空気に接触させること。
製鉄に使われるの水の改善が目的で造られたものと推測されます。



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垣生公園の桜のトンネルと電車・・・福岡県中間市垣生公園桜の花見(2)

2020年04月16日 23時22分41秒 | 

福岡県中間市にある垣生公園の桜花見パートⅡです。

桜のトンネルや公園側を走り抜けるJRの筑豊本線の電車を見ることができ楽しいひとときを過ごすことができました。

緊急事態宣言が出る前の平日4月2日(木)に行ったのですが、人出は少なかったですね。

垣生公園は、色んなところで桜のトンネルを見ることができる素敵な公園でした。

垣生公園の池と桜のトンネル
垣生神社の長い階段を降りて右手に曲がり、池の畔の沿って歩いているとこの桜のトンネルに出会います。


桜のトンネルと坂道
更にヤギが長閑な雰囲気を醸し出しています、その雰囲気を溶け込むように長らくヤギと戯れる人がいました。


JR筑豊本線の電車と桜
コロナウイルスの影響で、坂道の頂上付近から撮影しました、例年は何人かいましたが今年は一人でした。


桜のトン年と木漏れ日の坂道
坂道の頂上から振り返り見た桜のトンネルの下には木漏れ日と桜の花びらの絨毯が広がっていました。


朱の太鼓橋と桜のコラボ
朱の太鼓橋まで戻り、垣生公園の池を来た時と反対側から見ました。


朱の太鼓橋の下をボートが丁度入ってくれました。


緊急事態宣言が出てからというもの、外出する際、その行動が要・不要あるいは緊急・不急か考える習慣が付きました。

散歩を兼ねた撮影は、良いと思うものの不要・不急であるような気がしてなんとなく控えています。

コロナウイルスに感染しないよう・更に感染させないよう慎重に生活します、
そして、来月のGWが終わる頃は収束していることを祈ります。

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