急に寒くなると…。

毎年同じように冬が来るのに、なぜか毎年着るものに困る。

捨てたわけでもないのにね。

春から夏にかけては薄着になっていくのでコーディネートの範囲も限られて悩むことは少ない。

ラフな服装が好きで若い頃はGパンにトレーナー。
大学生時代は周りがブランドで統一していたりしたけど、ゆうこはGパンにトレーナー。
学費が高いので親に遠慮していたというか、自分には高価なものは似合わないと思っていたし。

4年生の時はスーツ着用だったのでまあ、それなりにおしゃれを楽しむべく努力してみたりもしたけどね。

通勤のときに猫渕さんのパーカーはまずいだろうと。
面が割れてくると、どこで患者様が見ているかわからないから服装に気を付けなさいと主任が言ってたし。

ツルの店の研修でオフタイムもどこでお客様に遭遇するかわからないので店の顔として服装や態度には充分気を付けるよう指導された。

勤務先は仕事の時はナース白衣なので私服は自由。
男性陣はタンガリーシャツにチノパンとか。あ、男性はナース白衣じゃなくて、中に半袖のおしゃれな白衣、その上からダンディーな白衣を着る。ズボンも白衣だからはきかえる。

寒くなると体調を崩しやすい。
それなのに就活とか受験とか人生を決める大切なイベントがあったりするんだ。

おなかも冷えるし足も冷える。
昼間患者様が両足つったと話していたが、今朝自分が両足つって大変な思いをした。

基本夜型なので深夜活動するのが好き。夜勤向けなのかもしれないが田舎の薬局は夜間勤務はあっても夜勤はない。病院はどうなんだろう？
大学病院は宿直室があり夜勤は当番制だった。宿直だから仮眠OKで昼間での勤務だったような…。

薬ってさ、医師または歯科医師が自らの処方で自ら調剤する場合は合法なんだよね。昔はね、看護師や事務員にやらせて自分が調剤したことにするなんてこともあったみたいだ。

今日は具合悪すぎてテンションおかしくてハイパーペース。オーラを出しながら突き進んでゆく感じ。

燃え尽きて家でバタンキュー。

予想通り鳩は時間には舞い降りず忘れた頃に飛来、旦那君も明日夜九州にいくからと残業で10時半頃帰宅。

そんな最中に「靴と鞄どこ？」と娘からのライン。
明日合同企業説明会に行くと言うので日曜日に靴と鞄はここにあるからねと念を押したのに話を聞いてやしない。
旦那君のB型の血が濃いのかもね。

息子が就活の落とし穴と罠についてレクチャー。

「俺はな、就活のストレスで15キロ太って、仕事のストレスで20キロ痩せたわ。でもな、嫌なこともあるけど楽しいよ。今の仕事。仲間にも恵まれたし。変なのもいるけど。」と。

何十社も受け、罵倒され蔑まされ続けた就活。
部活とかバイトが全てとか馬鹿げてる。
要領よく立ち回るやつは自己アピールもうまい。
でも、

何が一番大事か。それはね、

まじめにコツコツ働いて仕事をすっぽかさないこと。

地味な人は口下手だから自己アピールなどできるはずないし、自分のよさにすら気がつかない。

だって、教師とか大人たちは色眼鏡で人を判断し、数値化されたものでしか能力を判断できない。(人を見る目がない。)

就活で苦しんでる人に伝えたい。
リクルートの罠にはまっちゃダメ。
リクナビとかマイナビは詐欺まがいなことを平気でするから。

「私がしたいのは就活ではなくて就職なのになぜハイヒールみたいな機能的じゃない靴を履いて着たこともないスーツに身を包んで嘘をつかなければいけないの？」と娘。

「ハイヒールってね、西洋でトイレが発達してない時代に道路のうんこを踏まないために考えられた接地面積の少ない靴なのに。変なの。おじさんの趣味としか考えられない。」

ゆうこが大学を卒業するころリクルートが有名になり始め、就活には娘のスタイルを、と、提案し、リクルートスーツという言葉が生まれたようだ。

昔はね、真夜中に、

「きた、きた、きた～っ！日刊アルバイトニュース。」とテレビCMを流していたけど無名な会社だったのに、いまではベネッセかリクルートかと言われるくらい有名で東京に大きなビルを構えている。

学生は無料で利用できるが企業は高いお金を払って人材確保に必死。
でもね、採用基準がいまひとつわからないからリクルート方式に頼らざるを得ない。

しかも自分が受けた就活パワハラの恨みを採用側になったときに学生に対してぶつけるからまるで先輩が後輩をいじめ、後輩が先輩になったときに後輩をさらにいびるという日本独特の風習が根強く反映してたりする。

複数どころか多数の内定をもらっても、ひとつにして他を断ることなどせずに放置。入社式に誰も来ないなんてシチュエーションもあるという噂。

心も寒々しくて震えるほどのご時世だから、優しさで心暖まるのは大切なことだと痛感する。

「いつも親切にしてくれてありがとうとゆうこさんに伝えてください。」患者様がそうおっしゃっていたそうだ。

すごく嬉しかった。
落ち込んでいたけど勇気が湧いた。

まだまだ自分にもできることがある。人の役に立つことができるかもしれない。

身体を大切にして無理しない程度に。
自分をいたわることも大切だからね。ついつい無理してしまうけど年には勝てない。

と、いいながら夜更かししてしまった。

明日鳩は青森に行くそうだ。
父子で行動力ありすぎ～っ！