緊張感

日曜日も含めると4連休だったことになるわけか。

今朝は久しぶりのお仕事で緊張して早起きした。

え？今更？

と、思うかもしれないけど、夫婦関係も職場も新鮮味は大切だ。
マンネリになってしまうと面白くなくなるし、飽きたり嫌気がさしたりする。

木曜日は近隣の医療機関はほとんどお休み。
だから外来は大繁盛。
とめどなく流れてくる処方箋。
いつのまにか呼び出し番号は200番越えてて、300番に達する勢い。

うらしまたろう状態なのに息つく間もなく次から次へと手際よくこなしていかないとアカン状況。

突然薬局長に名前を呼ばれドッキリ。
慌ただしくてやらかしたか…。

「上においてある一包化先に見てくれる？」と。
なんだ、ミスではないのか。

日曜日は娘のところに出かけたので、家にいたのは３日間。
片付けははかどったんだけど、刺激が足りない。

もし仕事を辞めて家にいたら、こんな風にゆったりと時間が流れるんだろうな。でもゆうこはセカセカ家事をこなしてるのかも。

せっかく連休なのに仕事の夢を見た。
ブレイン君が仁王立ちで…。
脳裏に焼き付いてるからなあ。
衝撃の低レベル呼ばわりと毛むくじゃらの汚らわしい腕発言。

お人好しゆうこは一生懸命ブレイン君のいいところをみつけようとしてるのに、心のどこかであのときの恐怖が渦巻いてるみたい。

でも、もしかしたら彼のことが怖いと感じて、説教されるのが嫌だからきちんと手順を守り、慎重になってるのかもしれないし。

ふと、周りをみると、皆それぞれ真剣に処方箋と向き合い、患者様と向き合ってる。

この緊張感がたまらない。
調剤室に漂うピンと張りつめた空気。
何台もの機械が鳴り響き、ごった返す待ち合い室。
チームワークなしには乗りきれない繁忙期。

その一員に入れてもらってるのだからそれでよしとしないと。
憧れの薬局で働いてるのだ。

追い詰められないとやらない性格のゆうこは忙しい日のほうが調子いい。
下手に時間があくといたたまれない気持ちになる。

刺激が快感に思えてるうちはまだ大丈夫かな。

とりあえず現状維持で。
現状維持、できそうでできないこと。

心の感度を落として、臭いものにはふたをして、見てはいけないものは目をそらすのも生きる術。

さて、いくか。