春なのに冬みたい

コロナコロナで落ち着かない毎日。

それはそれ、これはこれでできることから片付けたいなと思いながら、

時間はあるのに落ち着かない。

何をしても手につかないし、精神的にも不安定で突然涙があふれたり、わけもなくイライラしたり。

でも、何事もなかったかのように過ごさないといけない部分もあって、

なんだか疲れた。

免疫力をキープするために栄養つけて休息を心がけているんだけど、

どれだけ騒げば気がすむのだろうか。

必要な情報を必要なだけ流せばよいものを、患者数をカウントして不安材料を羅列するばかりでは元気な人でも気が滅入る。

異様な雰囲気の街中、トゲトゲした言葉をぶつける苛立つ人々。

こういうときって本性が現れちゃうから今までいい人だと信じていたのにドヒャーッて驚いちゃったり、やな感じだなあとがっかりしたり。

でも本当に優しい人は優しい。

ねぎらいの言葉をかけてくれたり励ましてくれたりなぐさめてくれたり。

NHKの朝の連ドラ「エール」を見てみた。

体育がとても苦手で運動会が地獄だったから思わずうなづきながら見ていて…。

人生初めてのエールか。

母はいつも根性な足りないとか気合いを入れろとかばかりだった。

軍隊式ってやつ？

仕方ないよね、日本赤十字社の従軍看護婦だったわけだから。

気が強くてねー、怖かったっけ。

でも、へたれで、根性なしで、不安神経症なところは改善されなかったから未だにオドオドしたりビクビクしたり。

だからブレイン君にいろいろ言われ放題だったのかもね。

母親が怖くて仕方なく勉強して、母親が怖くて仕方なく、だらけで、人生楽しめるわけないよね。

もっといろいろ楽しめばよかった。

旦那君がB型のおかげで母親を施設に預けたあとは楽しめることもあったりしたけど、でも母親からの呪縛は健在で…。

しかもコロナコロナ…。

仕事ができているだけでもありがたいと思わないといけないんだけど、テレビを見るたびにひとつ、またひとつと楽しみを奪われていくようで。

もともとが怒濤の日々だったんだけど、なんていうか…。

先行き不透明を通り越してなんだかブラックホールに飲み込まれて行く的な感じで、

天気はすごくよくて桜が満開なのに、

ひきこもる私。

が、しかし、主婦であるからにはどげんかせんといかんのだ。

ジムちゃんと通えばよかったな。

しばらくお預けだ。

還暦祝いに赤いテニスラケット(越前リョーマみたいなの)欲しかったな。

思いきって買おうと思ってたけど、テニススクール自体がなくなってしまうかもしれないし。

果たして何が残るんだろう。

ウイルスのせいにばかりしてるけど、騒動の原因は実は違うところにあるのかもね。

せっかく春が来たのに心はブルー。

ジャンヌダルクみたいなカリスマがいたらなあ。

幻想を抱いてみたところで世の中の混沌とした状況は解決しないか。

とりあえずやらなければならないことをやろうかな。