東京大学数物宇宙研究機構長・村山斉氏の「宇宙は何でできているのか」を読む。
最近ニュースで、もしかしたらニュートリノ速度が光速より早いかもしれないとの実験結果が報道された。
「宇宙は10の27乗メートル、素粒子は10の-35乗メートル。この途方もないスケールが、私たちが存在する自然界の『幅』ということになります。その両端にある宇宙研究と素粒子研究のあいだには62桁もの『距離』がある、・・・・・まったく関係なさそうに見えるこの2つが、実際は密接につながっていることがわかってきました。」と言うように、限りなく大きな世界を素粒子物理学をもとにわかりやすく教えてくれる。