まるで森の中で演奏してるみたい。
日本トルコ国交樹立100周年コンサート無事終演致しました。
昨年に続きBulent Evcilビュレント・エヴシル氏
とのコンサートでした。昨年のコンサートに来てくださったお客様もたくさんいらして下さって、最後のお見送りの際に、去年も来ました!と言う方も言われる方のビュレントも嬉しそうな顔で私も嬉しい。
昨年よりは近代よりのプログラムで、
お馴染みのプログラムにまた少し違った雰囲気で
美術館でのコンサートを楽しんで頂けたのではないでしょうか。
近藤 浩平氏の初演曲もルネッサンス〜バロック風?
時々不思議な近藤ワールドも入って楽しく演奏しました。一曲目「吹き流し」はビュレントとわらべ唄、かぞえ唄みたいだね、と話しながら合わせ、三曲目、「ゴールウェイ湾のジーグ」はいつかジミーさん(ジェームズ・ゴールウェイ Sir James Galway)の前で吹けたら良いね、と笑いつつ。
こうやって世界で日本の曲が再演されればそれが我々音楽家の国交だものね。
衣装を決める時に、最初はダークカラーのドレスも候補に入れていたけど、美術館の雰囲気を思い出していて、あの照明の感じ、独特の画風と本当に南禅寺界隈の木々の絵を思いだし、プログラムの内容を考えても、ああ、白っぽいのが森の中みたいかなあ、と。
そうしたらお客様に「森の演奏会みたいでしたね」
「森の中で聴いているような感覚になりました」
という感想をいただいて。
絵画と音楽と空間を同じように感じている方がいらっしゃったのだな、と。
実在しない幻覚のようなトルコの舞踏、
幕間に流れる「間奏曲」、ギリシャの風のような嬉遊曲、和声楽器の入らないフルート2本の秘密の掛け合いのようなデュオ、
「どこか」の国の山羊に、スイスの羊飼い、圧倒的テクニックの羊飼いの笛。
今宵は月も…見えたかな?
最後の最後に本当に記憶を失くしていたのか?
という「忘却」で今回は皆さんとお別れ。
またビュレントが来日した時には会いに来てくださると嬉しいです。
ご来場頂きましたお客様に心より御礼申し上げます。
会場には我らの師匠マルク グローウェルズファンもたくさん。
同じ系譜だものね。流石。
#Teşekkürler
#ありがとう