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新聞に連載していたのを読んでいたので、まあ~読まなくていいかな~と
思っていたが、単行本化にあたり大幅に加筆修正されてるようなので
図書館で予約をいれておいた。
読んでみると、やっぱり最後がかなり違う。
連載の方は、結末部分で突然梯子をはずされた!みたいな、あとはみなさんの
ご想像におまかせしますので、自力でどうぞ~♪ だったので
方向としては元の鞘に戻るんだろうけれど、少し不完全燃焼でもやもやした。
単行本では、朋美さんが家にもどり家族で焼肉を食べに行くまでに・・
荒れた家族の気持ちが少しだけ寄り添いつつある描写で終わっている。
こちらのほうが物語としては収まりがよく読後のもやもやはゼロだが、
個人的には、朋美さんにはもうちょっとがんばって「家出」していて
もらいたかった。
というのも、ダンナの浩光、これがとんでもなくイヤな奴なので(笑)
著者は、
自分勝手でしつこくて
無神経で見栄っ張りでこどもっぽい(いっぱい並べてやったぜ)浩光を
手のひらの上でコロコロとコミカルに遊ばせて読者に冷笑させるのが
すごく上手いけれど、ぎゅっとひねりつぶしてやりたい衝動にかられることは
なかったんだろうか。。
この本を読むと、ほとんどの奥様方はうちのダンナの方がまだましかも・・と思うかもです。
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