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今日も寒い。
至福の二度寝はせず、ただいま5時50分、外はまだ真っ暗、
記憶がまだ残っているうちに読んだ本について
思ったことを残しておきます。
あったかいカフェオレは頼れる相棒。。さめないうちにざざーっとやっちゃお。。
右の二冊は
湯川センセが活躍するガリレオシリーズ。
短編ばかりで、年末年始の細切れタイムには読みやすいが
そろそろ こってりした長編をお願いしたいです。
湯川に福山クンの顔がダブって見えるのはしかたないか・・・。
福山の次は、横山 (笑)
警察小説の大御所の久々の大作は 「64 ロクヨン」
相変わらずの男っぽい硬めの文章、揺るがない警察ピラミッドで苦悩する男たちを
描かせるとほんと上手です、この作家さんは。
はじめの方の眉間にしわの寄りそうな時間をがんばってしのぐと
中盤からはいっきにおもしろくなっていきます。
そして読み終わると、いそいで始めにもどり2ページ目くらいに載っていた公衆電話の絵
を見て、あーそうか。。そういうことか。。
ストンと胸に落ちてじわりと心がを熱くなります。
ひっそりとそこにある電話ボックスだけがあの人の涙に寄り添い続けのだ(涙)
おーっと
ネタばれかな^^; いや、ギリギリセーフでしょ^^
緻密に構成されたミステリーですが、ドライな謎解きパズルではなく
温かみや痛み、苦しみ、もちろん喜びもあり、いわゆるひとつの人間ドラマ、
あー。。ありふれた手垢のついた言い回しだけれど ドラマティックヒューマンストーリイ
に仕上がってます って言い換えただけやし(笑)
その下の 「七つの会議」
はじめて読む作家さんですが、「下町ロケット」で賞をとられましたよね、たしか。
あらすじを読んで、まあいいか・・と読まなかった本です(笑)
なので
あまり期待せず読んだんですがなかなかおもしろかった~♪
会社という大きな組織の歯車の一部になっても、自分の誇りや矜持、
これだけは譲れないもの、人としての良心、そういったものを貫く決意を持った者を
神は見捨てないぞ!というメッセージあふれる本なので、これはぜひとも
成人式のおみやげにするといいと思いますけど・・・なーんて^^
ざーっとご紹介しましたが、あえて一冊オススメするならば
「64 ロクヨン」 でしょうか。。
そのわかりやすい理由として、ちょっと長くなりますが・・・
たとえば人間を 「本を読む人」と「読まない人」に 分けろと言われて
一秒も迷うことなく 「読まない人」に 分類できるのがうちのダンナです(笑)
彼がお正月休み、何を思ったのか、
「なんか読む本ある?」 と聞いてきたので、その時読み終えていた「64」
を「ほれ!」差しだしました。
あー大阪弁のおもしろいところ、彫れでもなく掘れでもなく、もちろん惚れでもない・・
ほい+これ=ほれ、ぐらいのニュアンスでしょうかね~ 「ほれ!」
受け取ったダンナ、
リビングのテレビがよく見える正面に (彼の指定席ですが) どかりとすわり
スポーツ番組をチラ見しながら、パラパラ読んでは栞をはさみ
おもむろに広げては ふわーい!と でかいあくびを一発。
変わったオモチャをあてがわれたサルを観察するごとく、家事のかたわら
様子をみていると、
3分の1読んだあたりから、ソファにもたれた背中がいくぶん
まっすぐになって・・・
半分すぎると、なんとなんとテレビを消した@@
これは大事件です、うちにとっては!
後半になると ダイニングに移動してテーブルに本をおき、集中読書態勢。
いや~びっくりですわ。
これだけのサルの大変身ぶりを見せられるとオススメするしかないでしょ^^
すっかり冷めたカフェオレを一口すすって・・・少し窓の外が明るくなってきました。
福山さん・北村さん・の顔が
どうしても 浮かびます。
まぁ 嫌な配役ではないのでOKなんですが・・
たまぁに この人全然イメージじゃない
と思う人がいたりしますよね。
64 図書館で予約したら51番目でした・・ 遠いなぁ
とりあえず上川隆也が映画にでるという
二流小説家を読むことにします。 予約0でした。
また お勧めおまちしています
年末のランキングに入ると予約数がどっと増えるもんね~一年ほどかかったりして(笑)
二流小説家は未読です。翻訳もんだよね確か。
また感想きかせてね。