今日午後２時から千葉市の都市計画審議会が開催され、委員として出席しました。
第１号議案は、千葉都市計画下水道の変更についてです。内容は３つ。１つめは、本千葉ポンプ場の老朽化に伴って整備を進めていた神明第２ポンプ場への機能移転のため、本千葉ポンプ場を廃止するものです。現在この場所は公園となっていて建屋はありません。２つめは、坂月第１ポンプ場については揚水することなく、自然流下する新たなルートが確立したために廃止。高田第１・第２ポンプ場については、建屋を建築する計画だったものが、マンホール形式のポンプでの対応が可能となったために廃止するというものです。３つめは、草野下水路を公共下水道へ変更することによって、国からの交付金を受けるなどして、面的な整備を可能にするというものです。
草野下水路については、台風・豪雨などで水害が発生しています。住民の不安に応える対策、鉄道と高速道路管理者への対策を求めるよう指摘しました。
第２号議案は、生産緑地地区の一部追加と廃止です。今回追加されるものは0.07ヘクタール、廃止は2.77ヘクタールです。平成４年に生産緑地法が施行されてから、千葉市では約11％の生産緑地が減少しています。主たる農業従事者が死亡または故障により営農できないのが理由です。第一義的には自治体がその土地を買い取ることについて照会があります。環境面で保水機能がある生産緑地、農業の振興のために必要な生産緑地、その役割が果たせないまま減少する傾向にあります。市街化区域の中で500㎡以上の農地を指定要件としていますが、その要件を300㎡以上などに要件緩和も必要です。
国にもそうした指定要件のあり方について検討させるよう当局に求めました。
