先日行なわれた赤旗まつりの会場となっている夢の島には「第五福竜丸展示館」があります。1954年3月1日に太平洋マーシャル諸島にあるビキニ環礁で行なわれたアメリカの水爆実験によって被害を受けた日本のマグロ漁船(建造当時はカツオ漁船)です。船体はすべて木造で、実際に見ると大きい船です。 第五福竜丸の乗組員23人全員が急性放射能症で入院し、その中で「原水爆の被害者は私を最後にしてほしい」という言葉を残して亡くなりました。その後、原水爆禁止運動が広がっていきました。 展示館は1976年(昭和51年)に開館し、今も船の付属品や資料が展示されています。赤旗まつりの時も多くの方が訪れていました。身近なところにある施設として貴重なものです。