
今日伺って聞いた内容は、ハローワークの業務内容と、現在の雇用を取り巻く状況等についてです。千葉公共職業安定所は、2006年3月末に、蘇我に千葉南公共職業安定所が新設され、それに伴って管轄する区域が分割されました。今日伺ったところは、管轄する地域の人口は97万人、千葉県の人口の約6分の1にあたります。
この間の景気悪化から雇用情勢が厳しい状況があり、詳しい数字は載せませんが、4月~11月の新規求人は、前年同期比で約20%減少、11月だけで見ても正社員の求人は、40%近くも前年と比較して減少しているとのこと。派遣・パートなどの求人も減少していることから、厳しい雇用情勢です。千葉には自動車産業や電機産業の工場がないことから、他県と比べても「派遣切り」「雇い止め」は、少ないということでしたが、景気の状況によっては、他産業でもが出てくる可能性があるとしています。
労働者の運動や国会・議会の論戦の中で、政治・行政が動かなければならない状況が一方で生まれてきているのも事実です。昨年末29日・30日と、年末特別相談を行い、その中で、雇用促進住宅入居のあっせんや、市営住宅への入居あっせんで、何名かは入居ができたとのことです。しかし、行政のセーフティネットでは、限りがあります。全国的にも今後3月までに解雇される労働者が増えるという状況もある中、「大企業に社会的責任を」、この声をあげていく時です。
