佐々木ゆうきの日記〜平和とともに歩んで〜

G192

アメリカ型カジノ資本主義の破たんやイラク戦争の破たん、そして100年に一度と言われる大不況のなかで、アメリカが経済・軍事などで主導権を握って、大きな顔をする時代は終わりつつあります。一方で、新しい世界秩序を求める動きが広がってきています。昨年の金融サミットはG8・主要8ヵ国ではなく、G20に拡大されました。
デスコト国連総会議長は、新しい世界秩序づくりで、国連が中心となる「G192時代の幕開け」と強調しました。国連総会が設置した金融危機に関する専門委員会でも、昨年10月に発表した報告書でも、「G192は、世界的な金融安定と持続可能な成長、社会進歩の確保に失敗した国際的なルールと諸機関を再建するうえで主要な役割を担う」と言明しています。

こうした中でアメリカでも変化が…。米国のオバマ次期大統領の政権移行チームの共同議長が主宰する研究所「米国進歩センター」が発表した提言集の一節に、「先制攻撃というブッシュ・ドクトリンを撤回し、米国の軍事態勢と外交、経済支援、同盟国との協を統合した新たな国家安保戦略をつくりだす」と。さらに、「最終的に核兵器への依存を終わらせる」と強調しています。
金融問題でも、米連邦準備制度理事会(FRB)前議長は、「金融機関の自己の利益追求が彼らの株主の利益を最大限に守ることになると考えた。私は過ちを犯した」と下院公聴会で述べています。
新しい秩序への模索と、構築にむけての動きが、いま世界各地で活性化しようとしています。

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