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今日は市議会の各常任委員会が開催されました。私の所属する都市建設委員会は補正予算が多いのと、公園のあり方が問われる議案が出されています。特徴的な議案について報告します。
千葉港整備事業負担金のうち、千葉みなと駅前港湾整備事業は約47億円の総事業費のうち現在まで41億1千万円までの事業費が県も含めて投じられています。これまでも千葉市が負担をしてまで急ぐ事業ではないことを指摘してきました。残りの約6億円のうち3億円が市の負担となります。都市モノレール千葉駅改修は、モノレールの連絡通路からタクシー乗り場へ下りるエレベーター設置工事の入札が3回にわたって不調となり、業者の聞き取りでは3億円の倍以上の7億円になることと、市の積算でも5億円が限度で、再事業化を検討することになりしばらく凍結する内容です。駅前の構造として駅改札を出てすぐにタクシー乗り場があるべきですが、わざわざ地下を通っていかなければならないため、改善するように求めました。
都市公園条例の一部改正については、民間事業者が公園に収益施設を設置するなど民間活力により公園をリニューアル等を図るための改正が含まれています。収益を追求するあまりに周辺住民や公園の利用者の意向を軽視することはあってはならないことや、公園は住民の憩いの場であるとともに環境面や防災面の役割があり、民間事業者の利益と両立させてはならないと指摘しました。保育所や社会福祉施設(通所のみ)の建設もできることになりますが、千葉市には公園以外の土地もあり、そうした土地を活用することが基本であると考えます。
陳情第1号・京成電鉄大森台駅のエレベーター設置に関する陳情については、エレベーターの設置基準については1日あたりの利用者が3,000人とされています。設置の判断は鉄道事業者ですが、市民が鉄道駅を利用するのに差があってはならないことからも早期の整備が必要と話し、賛成しました。この陳情については全会一致で採択されました。
写真は、稲毛海浜公園内の「浜の池」で見られる「ゆりかもめ」です。赤いくちばしと脚が特徴です。