「検見川送信所の千葉市指定文化財指定の要望に関する陳情」については以下のような発言をしました。
先週の26日に、地元の住民のみなさんでつくられる「検見川送信所を知る会」の方、今回陳情を出されている「日本建築家協会関東甲信越支部」の方が、検見川送信所の内部見学会をおこなったようです。
「知る会」のみなさんのホームページで公開されている動画を見させていただきました。送信所内部の様子も伺い知ることができて、階段の手すりや柱、天井まで細部にわたって、現在の建築様式にはない歴史を感じさせるものでした。
・「国登録文化財」「市指定文化財」のどちらかが結論ありきですすめるのではなく、十分に精査した上での結論がいいのではないか。
・歴史的な価値が評価されることは、千葉市にこうした建築物が存在したことは、地域の魅力だけでなく、千葉市の歴史・魅力を発信する上でも重要なことだと思う。
・教育委員会においては、早急に検証をおこなって、どのような保存・利活用の方法が最適なのか、十分協議をしていただきたい。
以上の点について、教育委員会への要望とし、今回の常任委員会でも継続審議となりました。9月議会前にも、実際に現地を見てきましたが、今後の関係各機関での調査・検証、議論などが待たれます。
【検見川送信所の概要】
東京中央・大阪中央郵便局を手がけた建築家・吉田鉄郎氏が設計した。1926年(大正15年)竣工。1930年には浜口雄幸首相の日英米に向けてロンドン軍縮条約締結記念放送を送信し、これが日本初の国際放送となる。1952年に日本電信電話公社検見川無線送信所に移管。 1979年、業務の全てを名崎送信所(茨城県古河市・旧三和町) に移管し、廃止となる。現在は本館のみが残っています。
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久住コウ
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