どうも、今回の記事では、私がプレイしてきたエキサイティングプロレスのレビューをします。
評価点(百点満点)は思い出補正も入っているので、古いタイトルは今プレイすると物足りなさがあるかもしれません。また、私の主観・好みによるところも大きいのであしからず。
・エキサイティングプロレス(PS) 評価:80点
2000年発売。記念すべきシリーズ第1作。開発は闘魂列伝など3Dポリゴンプロレスの開発実績があったユークス。海外でミリオンセラーになり、日本へ逆上陸という触れ込みだった。エディット等はまだ簡素なものしかなかったが、当時は十分楽しめたような。
・エキサイティングプロレス2(PS) 評価:70点
2001年発売。エディットモードが強化された。ロード時間が長くなった気がする。前作から正統進化した作品だと思うが、PS2が普及しつつある中で初代PSのソフトはインパクトが弱かったか。
・エキサイティングプロレス3 (PS2) 評価:70点
2002年発売。ついにPS2で登場。最大8人での対戦が可能に。おそらくPS2で出たシリーズの中でもっともロード時間が短く快適。ただ、セーブデータのメモリーカード使用量が約4メガと巨大で、ソニー純正の8メガのメモリーだと半分程度が必要。なお、この作品まで団体名がWWFだった。
・エキサイティングプロレス4(PS2) 評価:90点
2003年発売。エディットや試合形式の自由度ではシリーズ随一の作品。性別不明の選手作成、一部モーションのエディット、野外での乱闘など、かなりフリーダムだった。日本での知名度が高いハルク・ホーガンが使用可能になったのもポイントが高い。ロード時間の長さやバグなど問題点もあったが、PS2時代の作品では個人的に一番思い入れがある。
・エキサイティングプロレス5(PS2) 評価:85点
2004年発売。自由度の高さはそのままに、グラフィックの強化やロード時間短縮が実現し、より完成度が高まった。しかしながら、容量の問題なのか、まさかの実況が消滅。試合中は歓声と効果音、そしてよくわからないBGMが流れていた。プロレスの雰囲気という点では前作までのほうが良かった。
・エキサイティングプロレス6 SMACKDOWN! VS RAW(PS2) 評価:60点
2005年発売。この作品から、自由度は大きく後退。プロレスのゲームというより、WWEを再現するためのゲームへの転換が始まる。世間的には酷評されていた印象。個人的には、エディットの退化が気になった。ゴリゴリのマッチョマンしか作れないゲーム。ストーリーモードにレスラーの声がついた点は良かったが。
・エキサイティングプロレス7 SMACKDOWN! VS RAW 2006(PS2・PSP) 評価:80点
2006年発売。PS2版とPSP版でデータの連動が可能。グラフィックはPS2としては極限まで綺麗になった。ハルク・ホーガンが3バージョンも収録されている。エディットは前作よりは改善。エキプロ4の次にやりこんだ時間は長かった。PSP版はロードが非常に長いが、携帯機でPS2並みのプロレスができたので感激した。
・WWE SMACKDOWN! VS RAW 2007 (PS2・PSP・Xbox360) 評価:40点
この年から、日本国内版も海外版同様のタイトルとなり、また、Xbox360でもシリーズが展開されるようになった。肝心の完成度はかなり微妙で、クソ長いロードと豊富なバグでプレイヤーを驚愕させた。正直、ロードが長すぎてフリーズを疑った。
・WWE SMACKDOWN! VS RAW 2008 (PS2・PS3・PSP・Xbox360・Wii・NDS) 評価:30点
ついにPS3版が登場。私は未プレイだがWii版も存在するらしい。携帯機版は海外のみ。レスラーの構えの統一、操作方法の刷新など、試合面に大きな変更があった。エディットモードでは、これまでのようにレスラーの能力値を細かく設定できなくなった。他機種版は未確認だが、PS3版はフレームレートが低く試合中カクカクしていた。もちろんクソ長いロードも搭載。総合的に見て、完成度はシリーズ中最悪かもしれない。
・WWE SMACKDOWN! VS RAW 2009 (PS2・PS3・PSP・Xbox360・Wii・NDS) 評価:80点
国内ではPS3版のみ発売。同年に発売されたレジェンズオブレッスルマニアの存在のためか、過去のレジェンド選手が全く登場せず、現役選手のみが収録されている。現状、男女混合での試合が可能な最後の作品。エディットモードも前作よりは改善され、それなりに遊べた印象。
・WWE SMACKDOWN! VS RAW 2010 (PS2・PS3・PSP・Xbox360・Wii・NDS) 評価:60点
国内ではPS3とXbox360のみで登場。友人が所持していたので、オフラインで対戦した思い出のあるバージョン。なのだが、この2010、エディットした選手の能力値を、実際に試合を重ねることで上昇させるシステムになっていた。つまり、超絶面倒。私は買わなかった。
・WWE SMACKDOWN! VS RAW 2011 (PS2・PS3・PSP・Xbox360・Wii) 評価:70点
国内ではPS3とXbox360のみで登場。新エンジン導入により、グラフィックが強化される。選手の能力値が100段階中5刻みになった(前作までと比べて退化)。入場シーンがバグることがあった。
・WWE'12(PS3・Xbox360・Wii)
タイトルがシンプルに。国内ではPS3版のみ発売。未プレイのため評価できません。すみません。パッケージの裏に「圧倒的に、危険なほどに、進化する」というキャッチコピーとランディ・オートンの画像が載ってたのがかっこよかった。エンジンが新しくなり、グラフィックはPS3としては最高段階に到達したようだった。
・WWE'13(PS3・Xbox360・Wii) 評価:70点
この年から、国内版がしばらく発売されなくなる。しかたないのでリージョンフリーのPS3で海外版をプレイした。内容が全て英語なので英語力を鍛えるソフトとしても役立った。PSの海外アカウントを持っていないのでDLCの導入ができず、また国内のプレイヤー人口が激減したらしく、オンライン要素は全く楽しめなかった。
・WWE2k14(PS3・Xbox360) 評価:80点
THQに代わり、あらたに2Kから販売されるようになる。この年もPS3の海外版をプレイ。エディットの利便性が向上。PS3時代のシリーズとしては、2009と並んでやり込んだ作品。オンライン要素は壊滅的だったが。
・WWE2k15(PS3・PS4・Xbox360・Xbox One) 評価:40点
PS4とXbox Oneで登場。新世代機では操作性が大幅変更。エディットモードが劇的に退化。2008のときもそうだったが、新ハード移行の際にはエディットモードは犠牲になるようである。しかし、ハード移行と無関係そうな旧世代機版もなぜかエディットが退化した。私は14に戻った。
・WWE2k16(PS3・PS4・Xbox360・Xbox One) 評価:70点?
エディットはマシになる。あんまり印象に残ってない。
・WWE2k17(PS3・PS4・Xbox360・Xbox One) 評価:80点
久しぶりに国内版が登場(ダウンロード版のみだが)。中邑真輔が登場。
・WWE2k18(PS4・Xbox One・Switch)
未プレイ。初登場のスイッチ版は動作が重いらしく不評。PS4版は国内でもパッケージ版が発売された。
・WWE2k19(PS4・Xbox One) 評価:80点
ユークスが開発を担当したのは、この作品が最後となる。その意味ではシリーズの集大成といえる。
・WWE2k20(PS4・Xbox One) 評価:60点
スポーツゲーム開発に定評ある、Visual Concepts が開発。その結果は、大量のバグ実装だった。まあアップデートで改善されたので、それなりに楽しめた。操作方法の変更も慣れればなんとかなった。でも最終的には、19で良いよなあと思った。
・総評
大雑把にまとめるなら、自由度の高い初期のシリーズ(エキサイティングプロレス5まで)と、リアル寄りにシフトしたエキプロ6以降で作風が変わったという印象。6以降でも2009までは男女混合の試合ができたので今よりは幅広い遊び方ができた。
人に勧めるなら、PS2ならエキプロ4、5、7、PS3・Xbox360以降なら2009か14、あと19。もちろん、他のバージョンに目当ての選手が収録されているとか、あえてクソゲーをやりたいとか、安かったとか、選ぶ理由はそれぞれにあるでしょうが。