どうも、今回は昔話を。
私が10代の頃、地方でもゲームセンターが街に何店舗かありまして。
格闘ゲームの対戦相手を求めて、ゲーセンに通っていた時期がありました。
昔ながらの、暗く薄汚い店。
私が目当てのゲームで遊んでいると。
筐体の反対側で見ず知らずの誰かが座り100円を投入してきまして。
対戦が始まるわけですよ。
もちろん、私が誰かに対戦を挑むこともありましたねえ。
私の場合、ゲーセンで出会った誰かと会話したり親しくなったり、ということは無かったのですが。
当時、かなりコミュニケーションが苦手でしたし。
それでも、顔見知りは若干いましたね。
相手の名前や素性は全く分かりません。
何のゲームをプレイしていて、使っているキャラクターは誰か。
どの程度の腕前で、どんな闘い方をするか。
分かることは限られていましたね。
けれども、なんとなく仲間意識はあったんすよね。
相手も、私と同様にコミュニケーションが好きでは無く、ただ対戦だけを目当てに来ているようなヤツだろうと。
そうでなければ乱入してこないだろうと。
台の向こう側にいるヤツも、自分と似たようなヤツに違いないと。
立場としては対戦相手でしたが、親しみを感じましたね。
私が都合よく思い込んでいるだけだったかもしれませんが。
居心地は良かったですねえ。