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くりくりめだま

20240406 いしかわ動物園

サンショウウオ展に合わせて、サンショウウオ講座が開催されました。春休み最後の週末でにぎわう園内でしたが、そんな中で静かな?講座でした。
石川~富山に生息するホクリクサンショウウオを中心に県内で見られるサンショウウオの実態、環境問題・人為的な問題で現在のサンショウウオを取り巻く状況についての話でした。
DNA解析の進歩で、どんどん細分化され「別種」として、種類が激増しているサンショウウオ。
別種と亜種の境界はどこなんでしょうか?と質問してみたところ、現在はこれまでとは違うと認めた研究者がどう判断するかでマチマチの状態で、一旦は別種としてどんどん細分化している最中で、20年~30年と研究が進む中で研究者たちが検討し合ってグループ分けしていくことになると思いますとのことでした。
例としてカスミサンショウウオが1995年では1種だったのが、2020年には5種、2022年には9種へと細分化されているのだそうで、それを別種としています。
サンショウウオと聞いてオオサンショウウオをイメージする人が多いと思いますが、今回は地元に生息するサンショウウオについてのお話です…としてたくさんの話を聞くことが出来ました。
石川県では、持ち込み個体と断定されたオオサンショウウオが4例確認されていますが、昨年亡くなった内水面水産センターのオオサンショウウオも火葬せずに調査してもらっていたら、どこから持ち込まれた個体だったとか、何歳くらいになっていたのかとか解明される「可能性」があっただろうにと思うと残念で仕方ない。
所有者だった市も、飼育委託されていたセンターも、私の撮った写真や動画よりも古くてスナップ程度の記録写真しかないのが残念。子孫がどこか人目につかないところに生息していてくれたらなぁと思ったりする。


時間ギリギリでやって来たのですが、講演会が終わってからだと見られないかもしれないので3分だけコロン。
この後、学習センターまで走る。
定刻スタートでしたので間に合って良かった。


石川県内(ここではホクリクサンショウウオの生息域)ではキタノメダカしかいないという認識でしたが、2020年には全てミナミメダカ。2023年には能登島でのみキタノメダカが確認されています。
1996年の調査時にはミナミメダカはいないとの認識での調査だったのではないかと思われるので、当時の資料を確認して研究を進めてみてくださいと大学の先生から提案されていたよ。高校生の調査もすごいねー
採集や目視、環境DNAで調べてるって。


調査・研究をされている方々、環境保全に携わる方々のお話で、結構深い内容だったと思います。
全く知らない人が聞いたらチンプンカンプンとも言えますが、前もって小さい子どもさんには難しい内容になると告知されていました。
普段それぞれに活動されている方々でしたので、お互いに意見交換されていて、今後の活動についても協力できる部分がないかと具体的に話が進められていて、いしかわ動物園では珍しい講座でした。



ユキヒョウ親子は収容済みでしたが、コロンは間に合った。
お腹がベコンとしているので最近は「やせ過ぎじゃないの」の声をよく聞く。


いしかわ動物園では5種類のサンショウウオが飼育されています。
ホクリクサンショウウオ、アベサンショウウオ、ヒダサンショウウオ、ハコネサンショウウオ、クロサンショウウオ。


「暖かい」競争


今日は目の前にいた2本腕アカハライモリ


室内プールの流木に人参スティック
シイタケ栽培みたいだね


久しぶりにしずくがいた。ショコラも一緒でした。
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