徒然雑感館

朗らかに艶やかに。

神秘の穴

2024年09月14日 11時09分10秒 | 日記

『ねえ、蓮司。きょうもまた艶歌を詠んだの。聞いてね。生命を生み出す穴を塞がれてそして受け取る命の雫。どう?』と艶っぽく微笑みながら妻(法子)は訊ねる。『ほほう。きょうもまた艶っぽい一首だね。御返しの一首を俺も詠むね。湧き上がる愛の神秘に魅せられて入れる聖穴命を注ぐ。どうかな?』と俺は妻(法子)に返した。そして、俺たち夫婦の午後からの濃密な『秘儀』へと移ろってゆくのである。



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