『ねえ、蓮司。私ね、営みを短歌に詠んだの。聞いてね。まだ出しちゃだめとあれほど言ったのにこの指と手に精ふりそそぐ。どう?』と妻(法子)は言う。『ほう、巧いね。じゃあ、俺はその御返しに。握られてその指先で撫でられて無様に果てるその目の前で。どう?』と俺は妻(法子)に返した。皐月下旬の雨が静かに降り続いている火曜日の午後一時過ぎである。
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