頭の中。

毎日のくだらない日記です。
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100円。

2009-09-30 12:10:48 | Weblog
先日、Aと22歳らしからぬ女子トークをしていました。
テーマを敢えて名付けるなら

「男と金」。


その時に思い出した話。


ちょっと前まで、漢気はあっても、男っ気は無かった我々。
というか私。


そらあんだけバカばっかやってたら、男なんざ出来ないよ。
どんだけな伝説を残したかは、また別の機会にご披露するとして、


そんな私にも高校3年生の夏、部活引退と同時に彼氏が出来た。


なんと年下。


夏。初彼氏。花火。制服デート。
この甘美は響きに、宿命的にプラスられる言葉は…



受験。



そういえば、私受験生だったんです。



勉強のため、付き合っても遊べぬ日々。

他校のため、平日は全く会えぬ日々。

お互い田舎なため、会いに行くのに片道チャリンコ2時間の道のり。


タイミングと環境いうものを呪ったセブンティーンの私。


私は日曜も塾に行ってたので、授業の合間を縫って塾を抜け出し、近くまで来てくれた彼と公園で話すのが定番のデートでした。



たまにお茶したりしたんですが、お互い学生だし、向こうは年下だったので、完全その場割勘制度を設けていました。
(今度奢るよ、など未来に向けての割勘は不可な制度)



ある日、


いつも通り、塾の近くまで来てもらい、近所のファミレスで、コーヒーを飲んでいた我々。


小一時間ほど話し、そろそろ戻らないといけない時間に。



コーヒー2杯。300円×2。
最初、彼が会計を済ませてくれました。


完全その場割勘制度に基づき、ファミレスを出たらすぐに精算しようと財布を出す私。


100円玉3枚はなかったので、500円玉を彼に渡した。


彼は、500円玉を財布にしまい、私の手にそっと100円玉1枚を握らせた。




…………(´А`)ん?



コーヒーは300円だから、100円玉2枚返ってくるはずと思っていた私。



私「あれ?100円??」


彼は優しく微笑んで、こう言った。





彼「100円でいいよ」





………………は?



私「え…?え?100円で?」

彼「うん、100円でいいよ」



100円 で いいよ


いいよって何が?
よくないよ、100円足らないよ。
何お前が得しちゃってんのに、「いいよ」とか言っちゃってんの。



訳が分からず、頭に?マークだらけの私を、彼はニコニコ嬉しそうに見ている。

その時、私は悟った。

500-300=200だけど、
100円渡せば、私が100円得する。


という謎の計算式が、彼の中で成り立っていたのでしょう。

つまり、100円奢ってくれてるつもりだったと。



「ぐふっ」と吹き出しそうなのを何とか堪え、


「ありがとう」


と言うと、彼は満足気に微笑んでいました。


その気持ちに100円払ってやるよ、とお互いに優越感に浸った我々。


彼とは、私が大学に入ってから別れてしまいましたが、
今は東京の大学で元気でやっているそうです。


あんなピュアな時代に戻れたら、と思いながら、
男と金についてAと語り合う、坂井なのでした~。(きょうのわんこ風)