近年、世界的な文化現象となっているK-POP。その魅力を従来とは異なる視点から解き明かす意欲的な一冊が登場しました。河出書房新社から刊行された「K-POPはなぜマイノリティを惹きつけるのか クィアとアイドルの交差するところ」です。
多角的な視点で描かれるK-POPの新たな魅力
著者のヨン・ヘウォン氏は、クィアとセクシュアリティの分野で知られる執筆者です。本書では、社会学者からフェミニズム研究者、小説家、活動家まで、様々な専門家による12本の論考とエッセイを通じて、K-POPの持つ新たな側面に光を当てています。
アイデンティティとエンターテインメントの交差点
特筆すべきは、本書が単なる音楽評論にとどまらない点です。K-POPという文化現象を通じて、現代社会におけるアイデンティティの問題や、マイノリティの人々にとってのエンターテインメントの意味を深く掘り下げています。
共感を呼ぶ帯コメント
作家・松田青子氏による帯コメントは、本書の本質を見事に捉えています。MAMAMOOへの想いを綴りながら、K-POPが単なる音楽ジャンルを超えて、多くの人々のアイデンティティ形成や自己発見に重要な役割を果たしていることを示唆しています。
これからのK-POP研究への示唆
全296ページに及ぶ本書は、K-POPファンはもちろん、現代のポップカルチャーやジェンダー問題に関心を持つ読者にとっても、新たな視座を提供する貴重な一冊となっているでしょう。
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