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介護技術講習会  -後編-

2011年11月09日 | 介護・福祉・資格

続きです

 

試験開始15分前、もう長年こんな緊張は味わったことがないくらいドキドキしました

なるべる気持ちを落ち着かせるように心がけました

落ち着いてやれば絶対受かると信じていました

そして自分の番が来た

試験官「2番の方どうぞ」

1番の部屋の前へ行き、長椅子に座り用紙が置いてあるのを確認しました

試験官「試験問題を今から5分間だけ見てください」 

横に伏せてあった試験問題をみました

内容を一通り確認して、これならやれるって思いました

身体の中から緊張感が一気にやわらいだのを覚えています

 

1番の受講生が試験を終えて出てきて、「がんばって」と一言声をかけていきました。どことなく達成感があったような表情をしていました

手ごたえがあったんだな、俺もがんばらないと!気合いが入ります

試験官「用紙を伏せて、部屋へ入ってください」

入室して部屋の様子を見渡して、必要な道具の位置の確認などをしました

試験官に名前を告げて、スタートです。

制限時間は5分間。

 

落ち着いて、今まで勉強してきた事を一つ一つ全力でやりました

 

声をかける位置や目線の高さを考えた挨拶

体調の確認、食後の状態の確認

安定した座位の確認

失語症を意識した声かけ

今から何をするかの説明と同意

排泄の有無の確認

使用する道具の準備と確認

使用する道具を正しい位置に置く

立位をとる説明と、椅子に浅く座ることを促す

麻痺側に立ち麻痺側の足を保護する

健側を活用して立位をとらせる

安定した立位がとれているか確認、体調の確認

道具を健側の手にもたせる

麻痺側後方に立ち見守る

3点歩行の確認

歩行の途中で体調確認

自立に向けた声かけ

道具を使いやすい位置に置く

 

 

自分なりに精一杯やって、試験を終えました

今まで演習でやってきた内容の中では、やさしい問題だったと思います

部屋を出る時、達成感みたいなものがありました

3番の受講生の真剣な顔を見ながら、軽く微笑んで会釈して次の控え室へ向かいます

1番の受講生の「がんばって」は、こういう気持ちだったんだな

 

控え室で1番の受講生とご対面

やはり手ごたえがあったみたいで、あーだこーだと色々話をしました

もうこの時点で2人とも合格を信じていました

すごい緊張感から一転して、嬉しい気分になって気持ちよかったです

 

試験が終わった受講生が、ぞくぞくと控え室へ帰ってきます

時折不安そうな表情をしている方もみえましたが、わりとみなさん楽しそうにお話されていました

全員の試験が終わって、試験官から携帯電話を返却してもらって教室へ戻ります

 

教室へ戻ってもなかなか先生が戻ってきません

修了認定の協議をしていたんですね

かなりまったあと、いよいよ修了認定の可否の結果伝達です

自信があってもやっぱり少こし緊張しました

教室から別の部屋へ行き結果を聞きに行きます

僕の番が来て、先生がいる所へいきました

すると、先生から一枚の封筒を渡されたので、勝手にこれが合格のしるしだと思い込んでいたら

「どうぞ中を見て合否を確認してください」と言われて、あ、そうかこの中に書かれているんだなとボケボケでした

封筒をあけて中をみてみると、裏向けに用紙が折りたたんで入れられていて、うっすら大きな字で「不合格」って書いてあるのが見えたんです

え!!!もしかして不合格!?ってかなり焦って用紙をひらけてみると

「合格」 と 「不合格」 っていうのが両方大きく書いてあって、ちゃんと「合格」の方に〇がついてました

普通なら嬉しいって思うのですが、正直「あせった~~~」って思いました

最後の最後までドキドキさせるなよ、この講習で心臓おかしくなってないかな

 

先生に「合格でした?」 「よかったですね」と言われて、テストでダメだった所を教えていただきました

最後のダメだしです

×だった内容は、今から何をするかの説明と同意の所で、僕は「では今から食後の歯磨きの為、洗面所へ移動しましょうか。よろしいですか?」と言ったのですが、正解は「今から食後の歯磨きの為、ウォーカーケインを使用して洗面所へ移動しましょうか」と言わなければならなかったのです、何を利用して移動するかを正確に伝え同意を得ないといけなかったのです。

 

でも、合格できて本当に良かった

先生に、「ありがとうございました」と告げ部屋をでました

 

最後に、介護技術講習修了認定証明書の交付です

学校長から一人ひとり手渡されます

貰った時は本当に嬉しかった、緊張の連続の講習会、精神的にも肉体的にも疲れた講習会

本当に「お疲れ様」と自分に言いたい

 

 

家族がまつ我が家へ帰ります

 


介護技術講習会  -中編-

2011年11月08日 | 介護・福祉・資格

続きです

 

講習2日目の朝を迎えました

この日も早く家を出て、高速を走り到着すると、またまた1番乗り

こういうの早く着いておかないと心配なんです

昨日の講習内容のおさらいをしながら、車の中でまちました。

 

2日目の講習内容は、『排泄の介護』の講義と演習を2事例と『衣類の着脱の介護』の講義と演習を2事例です

2日目は1日目より内容も濃く、よりハードなものになりました

疲労困憊です

 

2日目から3日目までは1ヵ月くらい期間があくのですが

この講習には宿題があって、3日目の朝に提出しないといけない決まりがあるんです

宿題の内容は、勤務している施設の利用者さん誰か1人をもとにして、アセスメントするというもの

もちろん施設名とか利用者さんの名前などの個人情報は一切記入しないのですが、色んな情報を何枚にもかけて細かく記入するようになっていて、勤務している人は名前を聞かなくても誰の事を書いているかすぐにわかるくらいいの内容になっています

宿題をグループメンバー全員分(10部)コピーして完成です

忙しい中、この宿題をしあげるのも結構苦労しました

実技の講習なのに、こういう事も内容に含まれているんだなぁと意外な感じがしました。

でもアセスメントすることによって、その利用者さんを色んな角度からみたり分析したりして、課題は何かとか、介護の目標はどうすべきかなどを自分で考えたりする事は、とても勉強になったと思います

 

 

講習3日目

朝、受付にいる先生に山のようになった宿題を提出して席へ座ります

3日目の講習内容は、『食事の介護』の講義と演習を2事例と『入浴の介護』の講義と演習を2事例です

前回までの復習を寝る前などに自分なりにやったり、イメージトレーニングなどをしたりしてきたので、3日目の講習はわりとスムーズにいけたような気がします

でも贅沢を言えば誰かに練習を手伝ってもらえたらもっと良かったんですが

妻も完全ノータッチだし、職場の人にもなかなかお願いできる時間とかもなかったので1人でやりました

 

3日目の講習の内容も大事なのですが、それよりも受講生の皆さんは、最終日の試験の事が気になっていました

「どんな問題がでるんだろう」とか、「明日の事を考えると緊張する」ってみなさん言ってました

3日目もお疲れモードで家に帰りました

 

家に帰った後のことは、11月5日のブログMy Birthday♪ -2011-を見てください

 

講習4日目の朝を迎えました

寝つきがわるかった割には、不思議とスッキリ感はありました

でも出掛ける準備をしていると少しずつ緊張感がでてきました

今までの講習でさんざん緊張してきたのに、緊張ってどんだけしても慣れないものですね

 

4日目の講習の内容ですが、午前はグループ内で前日提出した宿題をそれぞれ発表しまとめます。 午後は総合評価(試験)と修了認定の可否の結果の伝達、修了認定証明書の交付などです。

午前中、宿題を1人ずつ発表して話し合うのですが、それよりみんな午後からの試験が気になって、それどころじゃないよって思ってたみたいです。みんな同じですね

宿題をグループでまとめたものを、教室の前に立ち全受講生の前で発表する役目になって、それもかなり緊張しました

この講習でどんだけ緊張せなあかんの...マジで

 

全グループの発表が終わって、試験の説明を受けたあと、お昼休憩になりました

4つおにぎりを買ってあったのですが、2つしか食べる気がしなかったです。緊張してる時のご飯て、ほんと美味しく感じられないんだな

 

試験はどのように進められるかというと

1~5番までの部屋があって、1グループの人は1番の部屋で、5グループの人は5番の部屋でという風に1~5グループそれぞれの番号の部屋で行います。

グループ内での試験を受ける順番は事前に発表されており、僕は1グループの2番目でした

試験開始前は携帯電話を試験官に預け、全員待機室で待ちます

自分の順番が来た受講生は、各試験部屋の前に行き長椅子に座ります。長椅子には一枚の用紙が伏せて置いてあるのですが、通路にいる試験官が指示するまでその用紙を観ることができません。その用紙はもちろん試験問題が書かれた用紙です。

通路にいる試験官が合図をすると5分間だけその用紙を見る事ができます。

用紙に書かれた内容を把握して試験室に入り開始となります。

試験が終わった受講生は、別の待機室で待ちます。

以上が流れになります

 

--続く--


介護技術講習会  -前編-

2011年11月07日 | 介護・福祉・資格

介護福祉士の実技試験が3年間免除になる講習「介護技術講習会」に行ってきました

講習は10月に2回、11月に2回の計4日間行きました

 

この講習を受けて最後に総合評価(実技試験)を受けて合格すれば終了証がもらえます

終了証は3年間有効ですが、僕が介護福祉士の試験を受けるのは来年(24年)ではなく、その次の年平成25年です

考える所があり、以前から今年講習を受けると計画を立てていたので、予定通り申し込みました

 

申込みをしてから、1日目の講習が始まるまで何ヶ月もあって、気持ち的にもゆとりがあって講習に行くのを少し楽しみにしていました

そして、講習1日目、遅刻・欠席は絶対許されないので、遅れないように早めに家を出て高速を走って到着すると、まだ誰も居なくて1番乗りでした

少しリラックスして待ちました(今思うとリラックスなんて出来たのはこの時だけでしたが・・・)

 

ようやく講習が始まり、まずオリエンテーションで講習についての詳しい説明がありました

講習の厳しさと大変さをつきつけられ、正直不安になりました

自分の中でどこか軽く考えていた部分や、高いお金払っているのだから、まぁ修了書もらえるだろうって甘い考えもあったかと思います

講義内容は、しっかりと実務経験を積まれた方を対象にしているので、それ相当の技術力と理解力がもとめられます

講義を受けていても総合評価(試験)で合格しないと修了書はもらえませんとはっきり言われました

実際に貰えない人がいるのが現実です

 

オリエンテーションの後、トイレ休憩をして講義が始まりました

講習の1日の流れとしては、まず教室で全員で講義を受け、その後グループごとにわかれて演習を行います

1日目はコミュニケーション技術の講義と演習を2事例、移動の介護等の講義と演習を2事例行いました

 

講義は教科書を見ながら先生の教えを聞き勉強するだけでよかったのですが、演習に入るとマジで驚きました

事例の解説を聞いた後、先生が模範演技を1回だけしてくれます

その模範演技の介助の仕方や声かけを見て「え!」って思いました

今思えば、国家資格レベルの介助なのであたりまえと言えば当たり前なんですが、今まで誰一人としてそこまでキッチリした介助をやってる人を見たことがなかったので、本当にこれを覚えるの?やるの?って思い戸惑いました

介護福祉士の実技試験てどんなものかな?って少しでも勉強してから行けば、驚く事もなかったと思うのですが・・・

 

先生の模範演技を見た後、グループごとにわかれ、みんなの前で順番に実際にやっていきます

各グループは8人~10人くらいいて、各グループごとに先生が1人つきます

そして、受講生の演技の途中でダメな所を一つ一つ注意しながら進めていく形です

覚えないといけないわ、緊張はするわで、本当に大変でした

2つの講義と4つの事例をやって、精神的にも肉体的にも疲れてしまいました

 

朝、リラックスして向かってたのに、帰りはこんな風になるとは思ってもいませんでした

 

--続く--

 

 


特別講演会

2011年09月24日 | 介護・福祉・資格
愛知県にある「ウィルあいち ウィルホール」へ行ってきました
株式会社ケアネット・ジャパン ケアネットホーム高畑オープン記念企画の特別講演会があったからです

内容はケアネットホーム高畑の施設紹介と、大人気ブロガーの菊池雅洋先生の講演会です

まず、ケアネットジャパン代表取締役の挨拶の後、施設の紹介がはじまりました
この施設は、重度認知症から医療ニーズの高い方を対象にした医療強化型有料老人ホームとうたっていました
施設の説明をみて、利用者さんの事だけでなく、働く従業員の事についても考え込まれてつくられて、すごいなぁっていうのが感想です
設備も良いし、おそらくお金もたくさん使っている事でしょう
利用する側にとっても、働く側にとってもとても快適な感じがしましたね

施設の紹介が終わると、次は菊池先生の講演会です
菊池先生の講演会が聞きたくて来られた方も大勢いらっしゃることかと思います
800人収容のホールに半分以上うまっていたのですごい人気だと思います

受付の前には、菊池先生の書籍販売コーナーがあり、本を買われた方に直接サインを書いていました
みんなサインを貰おうと列をつくっておられました
ホント芸能人みたいですね

菊池先生のプロフィールにはこう書かれていました
社会福祉法人登別千寿会 理事・特別養護老人ホーム緑風園及びデイサービスセンター緑風園及び緑風園居宅介護支援事業所・総合施設長

(その他)
日本死の臨床研究会北海道支部常任世話人、登別市介護認定審査会委員、登別市民生委員推薦会委員、登別市老人ホーム入所判定会議委員、北海道福祉教育専門学校・非常勤講師、登別地方高等職業訓練校・訪問介護員養成研修講師、北海道地域密着型サービス外部評価員、総合健康推進財団訪問指導員など

販売されていた書籍がこれです

『人を語らずして介護を語るな』
感動できなきゃ、介護じゃない!
人気ブロガーmasaが語る「人生」と「介護」の激辛批評
約76万人のブロガーが参加する日本最大級の「人気ブログランキング」で、福祉・介護部門の常に第1位を競う人気No.1ブログ「masaの介護福祉情報裏板」を新たに加筆・修正し、初の単行本化。業界関係者のみならず、介護福祉を利用している人、介護福祉に関心のある人すべてにその現実と理想を真正面から問い直す―。書き下ろしも多数!!

その人気ブログがここになります
masaの介護福祉情報裏板


講義の内容ですが
「人を語らずして介護を語るな~介護サービスの常識を問いなおそう~」がテーマで
福祉援助・介護サービスの現場で働く職員が持つべき理念と共通認識についてで、人の支援に関わる者として何を考えなければならないか、何をしなければならないか、何をしてはいけないのかと言うことを中心に語っていただきました

講演会に行く前は、こんな立派な人が言っていることが今の自分に理解できるんだろうかって思っていたけれど、お話はとてもわかりやすくて、いろんな面で大変勉強になり、行って良かったって本当に思いました

菊池先生のイメージも、プロフィールのサングラスの写真とはちがって、やわらかい感じでとても好印象

ありがとうございました

若年性認知症に関する研修

2011年07月17日 | 介護・福祉・資格
若年性認知症に関する研修に行きました

講義の内容は

若年性認知症の基礎知識
 「認知症とは」「いわゆる若年性認知症とは」「若年性認知症の基礎疾患」
 「各認知症の割合」「若年性認知症原因疾患別の割合」等
脳機能・解剖の基礎知識
 「脳の構造」「脳のおもな解剖学的区分と細分」「脳機能の概略」等
若年性を含む認知症の基礎知識
 「認知症による物忘れと加齢によるもの忘れの違い」
 「せん妄」「うつとの鑑別」「認知症の中核症状と周辺症状」
 「認知症の主な原因疾患」「三大認知症+前頭側頭型認知症」
 「アルツハイマー型認知症とは」「レビー小体型認知症」等

認知症薬について
 認知症の中核症状に対する薬物
 「アリセプト」「リバスタッチ・イクセロン」「レミニール」「メマリー」
 認知症の周辺症状に対する薬物
 「リスパダール」「ジプレキサ」「セロクエル」「エビリファイ」「デパケン」
 「テグレトール」「セレネース」「デジレル・レスリン」


精神症状出現から終末期
 あらゆる精神状態について
 「不安状態」「不安による症状」「コルサコフ症状」「うつ病の症状」
 「多幸」「誤認」「妄想」「幻覚」「夜間せん妄」「てんかん発作」

家族の気持ちとケアする人への希望
 「介護の現状と家族の在りかた」「介護家族への必要な支援」
 「相談から感じ取れる介護者からのSOS」
 「ご本人と介護家族への必要な支援とは」「介護家族の心情の変化」

家族支援の実際
 「若年性認知症の診断まで」「若年性認知症者への支援」「家族支援」
 「家族支援のポイント」


の講義について
認知症と一言で言っても色んなタイプの認知症があり、それぞれ違った症状があり、また脳の萎縮の部位にも違いがあることを知りました。
認知症の症状として、中核症状と周辺症状がありそれぞれ症状を分類して分析できること、また中核症状があるから周辺症状がでるという事も理解できました。
アルツハイマー型認知症や前頭側頭型認知症の説明を聞きながら、実際の利用者さんと照らし合わせて考えていました。
1時間半で全て理解するのは難しいと感じましたが、少しでも理解できた部分をふまえて、次の実習にいかしたいと思います。

の講義について
認知症薬については、全講義の中で一番理解するのが難しいと感じました。
その薬がどのようにして神経に働いているかを聞きなれない記号や単語で説明を受けました。理解するのには少し時間がかかりそうです。
中核症状に対する薬、周辺症状に対する薬の違いや薬の名称などは、少しは理解できたように思えます。
各薬ごとにどのような成分があって、どのような状態の時に効果的か、またどのタイプの認知症に有効かなどの説明をしていただけました。
実際に利用者さんが服用している薬と、その利用者さんの症状を照らし合わせて、より理解を深めて行きたいと思います。

の講義について
若年性認知症の方に表れる精神症状について、1つ1つ詳しく説明していただ
けました。
人間の精神状態ってこんなにも多くの種類があるのかと、改めて驚かされました。
不安1つにしても、何故不安になるかもそれぞれ原因があるし、不安になるとパニック症状や脅迫症状、徘徊、収集、反復行為、夕暮れ症候群などあらゆる症状が出て、それらはすべて自分を守ろうとしている行為だと学びました。
聞きなれない言葉「コルサコフ症状」や「多幸」も出てきました。
夜間せん妄で、興奮して夜に暴れる、意識障害で奇妙な言動を言ったり、幻覚妄想状態にある時は、精神安定剤や睡眠薬などは返って逆効果、余計悪化するという事も教わりました。
実践の心理に少し役立つこともいくつか話の中でありました。
色々な精神状態の説明を受けた事で、実際の利用者さんと接する中で、今この人はこのような状態なんだと理解できる事が増えたように思えます。
もっと勉強して、利用者さんがどのような状態にあっても、落ち着いて判断できる知識を身につけたいと思いました。

の講義について
この講義は、研修に行く前は何故かあまり気にとめていなかった講義だったのですが、講義が始まると先生の話し方もあるかもしれませんが、どんどん話しに引き込まれて、とても興味深いものとなりました。
話の内容は、先生の実母が若年性認知症になって、その介護を長年してきた経緯やエピソードを語ったものでした。
その話の中からは、家族の心理や苦難がとても色濃く伝わってくる内容で、実母が若年性認知症と診断された時の「まさか」「そんなはずが」「どうしよう」っていう気持ちから、終末期の受容・看取りまでの心情の変化や、親が親じゃなくなる、人じゃなくなる、動物以下の存在に思えるほどの壮絶な介護苦労から、認知症への理解を深め、あるがままの本人を家族の1人として受け入れられるようになるまでの経緯などを語られました。
話を聴いて、もし自分の父だったら、妻だったら、自分だったらと思うと他人事には思えなくなり、とても考えさせられる内容の講義でした。
また家族の会の活動内容や、現在の若年性認知症に関する事情などの説明もお話して頂けました。
その中で特に印象に残っているのは、逆転介護の問題です。
70代の老夫婦が40代の認知症の息子を介護する為に、70代の父親が働きに出ている現状があることに考えさせられます。
この講義は、デイサービスに来られている利用者さんの事だけではなく、その御家族の気持ちも考えれるようになった、とても貴重な講義となりました。

の講義について
この講義は、30分の短い講義でしたが、その中で若年性認知症の診断までの道のりや、認知症者の就労状態を把握して、傷病手当金や障害年金などの経済支援の上手な使い方などの説明をして頂けました。
家族の立場になった時、知っていたほうが良い事がこの講義の中でいくつかあり、異変に気づいたとき早い段階で専門の方に相談するのが良いと思いました。
この社会でどういう制度がありどの様な支援が受けられるのか、また家族支援の重要性が理解できました。



朝から夕方まで、途中休憩はありましたがずっと講義を聞いていました。
色んな事を勉強できただけでなく、一日中椅子や車椅子に座っている利用者さんの気持ちも改めて理解できた貴重な一日でした

また機会があれば行ってみたいです