日々是口実?

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(ブログ名変更しました)

藤井聡教授のFacebookより

2012年11月26日 | 政治
藤井聡京都大学大学院教授 Facebookより...
http://www.facebook.com/Prof.Satoshi.FUJII
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下記報道で紹介されていますが、野田首相は、
次のように演説でお話されておられるようです。

「今回の選挙戦を
「改革を前に進めるか、古い政治に後戻りするかが問われる選挙」と位置づけ、
 自民党の安倍晋三総裁が掲げる金融政策を
「荒唐無稽」と厳しく批判した...........

首相は東京都国立市での演説で、衆院選の争点について、
衆院解散直後の記者会見で挙げた社会保障や経済対策など5つの課題を列挙。
自民党が「国土強靱化」として10年間の集中的な公共事業を
掲げていることに対し
「借金を作って、また公共事業をばらまこうとしている」と指摘。
「建設国債をいっぱい出して、それを日銀に買ってもらう。
 こんな荒唐無稽な金融政策が世界に通用するはずがない」と切り捨てた。」

なお、下記報道では、タイトルにも有りますと折り、
聴衆からは「嘘つき」「インチキ」という厳しい声もあったとのこと。

このヤジについての当方の論評は控えますが(笑)、
下記報道を分析しますに、民主党は「選挙戦略」として、
 (1)日銀買い取り 批判
 (2)公共事業・強靭化 批判
の二点を全面に押し出してくる戦略と解釈可能であるかと思われます。

当方が取り扱っております公共政策論からこの二点について論評しますと、
当然ながら、デフレ下では、欧米中が昨今積極的に推進している事からも
明らかな通り、過剰な中央銀行の政府からの「独立」を擁護する方向の
野田氏の主張は、完全なるデフレ不況促進策であり、
日本の国益を毀損することは明白であると考えられます。

一方、(2)については、本FBでも繰り返し主張しているように、
今日日本が置かれた状況を鑑みるに、公共事業批判・強靭化批判は、
「国を滅ぼす」ほどの破壊的インパクトを持ちうる、
最も好ましくない(つまり最悪の 笑)政治的主張であると
断ずることができるものと思われます。

以上より、仮に上記のような選挙戦略が本当に採用されるとするなら、
(公共事業を批判する「ふわっとした民意」がこの世にあるために、
 一定の支持を得られる可能性は否定できまないところではありますが 笑)、
その戦略は、国益増進を祈念する公共政策論を論ずる小生の立場からは
極めて遺憾なるものと断ぜざるを得ぬものであります。

以上、ご紹介まで。

「嘘つき」「いんちき」 遊説開始の首相に厳しいヤジも



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