以下の3掌編を収録しています。
~ 玉浮き ~
初夏。晴れた日の午後。ここは大きな湖に注ぐ小さな川の河口付近。土手の上の公園から、コンクリートの階段を降りた川べりで、わたしは一人、釣り糸を垂れている。
釣りをしている”わたし”と、見知らぬ少女のふれあい。
4,000文字程度の掌編小説です。
読了に要する時間は8分程度です。
~ 妖怪フトール ~
ある日、ぼくは気付いた。洋服がみんな小さくなっている! あのジーンズも、このお気に入りのジャケットも、ジッパーが上がらない、ボタンが閉じられない、いったい何が起こっていると言うんだ!
誰もが出会うかもしれない恐ろしい妖怪、その名はフトール……
1,000文字程度の掌編小説です。
読了に要する時間は2分程度です。
~ ずっとそばにいるよ ~
ビデオ通話アプリでつながる水神令子と鏡浩一。いつまでも平穏な日常が続くと令子は思っていた。しかし……
日常が恐怖の時間に変わる瞬間……
4,000文字程度の掌編小説です。
読了に要する時間は8分程度です。
2021年9月刊行 第1版
この掌編小説集に掲載されている作品の著作者は辻井豊です。
この掌編小説集に掲載されている作品は「pixiv」「小説家になろう」に無料で公開していたものを加筆、修正したものです。
この掌編小説集に掲載されている作品は日本語の縦書きで書かれています。
この掌編小説集に掲載されている作品に性的表現はありません。
この掌編小説集には表紙を除き、写真、イラスト等はありません。文字だけです。
表紙の写真は釣り道具の玉浮きをテーブルの上で撮影したものです。2020年1月15日に撮影しました。
この掌編小説集に掲載されている作品はフィクションです。登場する人物、団体、地名などは全て架空のものです。実在するそれらとは一切関係ありません。
玉浮き: 掌編小説集 辻井豊