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この本は少し前に読み終わっていたのですが、
いわゆる読書感想文なるものにまとめ上げるのが難しく、
なかなかブログにアップできませんでした。
実は今でもまとまっていないのですが、読書感想文と言うより「読後感想文」という形で書かせて貰います。
読んでいる途中からこの作品は、
短編で書く所を何かの都合によって長編に変えたのではないかと思えて仕方ないのです。
というのは、主人公は「末永拓也」という青年ですが、
彼は大学卒業後”産業機器メーカー”の「MM重工業」に入社します。
入社9年後の彼は「研究開発二課」で人工知能ロボット(産業用ロボット)の開発と応用を担当します。
(その彼が開発したロボットに「ブルータス」という名前が付いています。)
彼は社内でも生え抜きの技術者として名を知られており、
MM重工の創設者「仁科俊樹」の息子「仁科直樹」からも一目おかれる存在です。
その俊樹の次女「仁科星子」の婿候補の一人として、何人かのエリート社員と共に年賀の席に呼ばれ、
接しているうちに星子の方が彼を気に入り、買い物やドライブに誘いだすという場面が時々出てきます。
でも、それはテレビドラマの時間稼ぎの”つなぎ”に思えるのです。
(何故かと言うと、彼女との付き合いはその後事件とは関係なく、ただの逸話としか思えない書き方だからです。)
拓也は、役員室付きの「雨宮康子」と言う女性社員に、自分が出世する為の情報提供者になって貰うべく近づくのですが、
そのうち男と女の関係になり、彼女が妊娠したと告げてくるのです。
ところが彼女は彼以外の男性とも関係を持っており、
妊娠した子の父親は誰なのか分からないのですが、
末永にとっては産む産まないに関わらず、康子の存在が将来の為には邪魔になってくると判断し、
内心殺そうと考え、いつ、どんな方法でなどと考えていたら、仁科直樹から呼び出されます。
仁科直樹はロボット事業部の開発企画室長をしているのですが、
その企画室に行ってみると、彼の一年後輩で星子の婿候補のひとりでもある「橋本敦司」も来ていました。
つまり康子はこの三人と出来ていたと言う訳なのです。
そして、直樹から康子の妊娠が三人にとっては子供が生まれた場合、
誰の子であれ今後大問題になるのは間違いないから殺そうと持ちかけられます。
橋本と末永は最初びっくりするのですが、熟慮した結果賛同します。
直樹はそれぞれが裏切らないようにと「血判状」を作成し、直樹が保管すると言い二人も了解するのです。
そして計画は実行されるのですが、死んだのは直樹で康子は生きていました。
ここで刑事の登場です。ベテランの「佐山総一郎」と9歳年下の相棒「矢野」が担当し、
コツコツと捜査にあたるのですが、この二人の動きも東野圭吾作品らしくない動きをして、
遅々として捜査は進展せず、そのうち橋本が殺されてしまいます。
こういう展開は東野さんらしいのですが、結局最後まで刑事はこの事件を解決せずに終わるのです。
刑事が事件を解決せずに終わってもいいのですが、この「ブルータスの心臓」は東野さんらしくない作品に思えてなりません。
随所に彼のトリックだったり、思いがけない展開とかは出てくるのですが、
僕にとっては「残念な作品」と思ってしまうような内容でした。
じゃーお前に書けるかと言われたら、もちろん書けませんが・・・・・<m(__)m>
これから「眠りの森」を読もうとしています。
今度は期待にそった作品でありますように・・・・・・・( ^)o(^ )
いわゆる読書感想文なるものにまとめ上げるのが難しく、
なかなかブログにアップできませんでした。
実は今でもまとまっていないのですが、読書感想文と言うより「読後感想文」という形で書かせて貰います。
読んでいる途中からこの作品は、
短編で書く所を何かの都合によって長編に変えたのではないかと思えて仕方ないのです。
というのは、主人公は「末永拓也」という青年ですが、
彼は大学卒業後”産業機器メーカー”の「MM重工業」に入社します。
入社9年後の彼は「研究開発二課」で人工知能ロボット(産業用ロボット)の開発と応用を担当します。
(その彼が開発したロボットに「ブルータス」という名前が付いています。)
彼は社内でも生え抜きの技術者として名を知られており、
MM重工の創設者「仁科俊樹」の息子「仁科直樹」からも一目おかれる存在です。
その俊樹の次女「仁科星子」の婿候補の一人として、何人かのエリート社員と共に年賀の席に呼ばれ、
接しているうちに星子の方が彼を気に入り、買い物やドライブに誘いだすという場面が時々出てきます。
でも、それはテレビドラマの時間稼ぎの”つなぎ”に思えるのです。
(何故かと言うと、彼女との付き合いはその後事件とは関係なく、ただの逸話としか思えない書き方だからです。)
拓也は、役員室付きの「雨宮康子」と言う女性社員に、自分が出世する為の情報提供者になって貰うべく近づくのですが、
そのうち男と女の関係になり、彼女が妊娠したと告げてくるのです。
ところが彼女は彼以外の男性とも関係を持っており、
妊娠した子の父親は誰なのか分からないのですが、
末永にとっては産む産まないに関わらず、康子の存在が将来の為には邪魔になってくると判断し、
内心殺そうと考え、いつ、どんな方法でなどと考えていたら、仁科直樹から呼び出されます。
仁科直樹はロボット事業部の開発企画室長をしているのですが、
その企画室に行ってみると、彼の一年後輩で星子の婿候補のひとりでもある「橋本敦司」も来ていました。
つまり康子はこの三人と出来ていたと言う訳なのです。
そして、直樹から康子の妊娠が三人にとっては子供が生まれた場合、
誰の子であれ今後大問題になるのは間違いないから殺そうと持ちかけられます。
橋本と末永は最初びっくりするのですが、熟慮した結果賛同します。
直樹はそれぞれが裏切らないようにと「血判状」を作成し、直樹が保管すると言い二人も了解するのです。
そして計画は実行されるのですが、死んだのは直樹で康子は生きていました。
ここで刑事の登場です。ベテランの「佐山総一郎」と9歳年下の相棒「矢野」が担当し、
コツコツと捜査にあたるのですが、この二人の動きも東野圭吾作品らしくない動きをして、
遅々として捜査は進展せず、そのうち橋本が殺されてしまいます。
こういう展開は東野さんらしいのですが、結局最後まで刑事はこの事件を解決せずに終わるのです。
刑事が事件を解決せずに終わってもいいのですが、この「ブルータスの心臓」は東野さんらしくない作品に思えてなりません。
随所に彼のトリックだったり、思いがけない展開とかは出てくるのですが、
僕にとっては「残念な作品」と思ってしまうような内容でした。
じゃーお前に書けるかと言われたら、もちろん書けませんが・・・・・<m(__)m>
これから「眠りの森」を読もうとしています。
今度は期待にそった作品でありますように・・・・・・・( ^)o(^ )