23時過ぎに会社を出て車を走らせる。
この時間になると、バイパスを走っている車もぐっと減ってくる。
ここは都会と違い夜の訪れが早い。
みな早々と活動を止め、静かな夜を過ごしているのだろう。
私はこれからひとり、暗い部屋に帰るのだ。
急に空腹を感じ、お昼からなにも食べていないことに気づいた。
思わぬ来客があり、食べそびれてしまったんだった。
なにか、買って帰ろう。
そう思ったが、もうどこも開いている店はなかった。
カレーの小説を読んでいるせいか、最近無性にカレーが食べたくなる。
それも本格的なスパイスカレーを。
でもさすがにこの時間ではムリだな。
かといって今から自分で作る気にもなれないし…。
どうしようかと思い車を走らせていると、突如暗闇の中に四角い箱が浮かび上がった。
煌々と明かりを放っていたのは、コンビニだった。
吸い寄せられるように駐車場に入り、車を停めるとゆっくり降りた。
バタン!
ドアを閉める音がやけに大きく響き、驚く。
冷たい風の中、コートの前を押さえ足早に自動ドアの前に立つと、スーっと音もなくドアが開いた。なぜだか妙にホッとした。
「いらっしゃいませ」
店員の声に迎えられ、緑色のかごを手に取り店内に入った。客は誰もいない。
朝食用のパンと野菜ジュース、お茶漬けのりをかごに入れ、最後に向かったのはレトルト食品の棚だ。
何種類かのカレーが並んでいる。私は、その中で一番スパイスが効いていそうなものを探した。
激辛と書かれているものがあったが、ただ辛いのとスパイシーとでは天と地ほどの差がある…最近気づいたのだけれど。
夜のコンビニ、真剣な表情でレトルトカレーを見つめる女…。
さあ、この続きはまた明日!
なんちゃって、続きはないよ。チャンチャン
さてさて、昨夜の様子を小説風に書いてみましたが、いかがでしたでしょうか?
なんか、大袈裟な感じ(笑)
実際、何種類かのレトルトカレーの前で悩み、吟味を重ねこのカレーを選びました。
結論 美味しい!
あまり期待してなかったんだけど、見事に裏切られました。
辛味と肉とスパイスがバランスいい感じ。
また買おっと (*^O^*)
みなさまもお試しあれ~