感譚

日々感じたこと、ふと思ったことをつらつら。

繋がる世界

2020-07-25 23:31:09 | 日記
世の中は繋がっている。

みんなもそうは思わないかい。


全然違うところで学んだことが、役に立つことがある。
全く関係のない人から、同じ言葉が出てくる。

世の中は不思議とつながっているものだ。


洋服屋さんに来ていたもう一人のお客さんが、友達の地元の知り合いだったりする。
地元って言っても違う県だよ。摩訶不思議。

世の中は狭い、とよく言うが、こんなことある?と思うくらいには狭い。


人は、意識するようになると、その物事がよく目についたりするという。
確かに、自分の家の車が変わったりすると、同じ車種が以前よりもよく目についたりする。

様々な物事が繋がって見えるのは、以前と違う意識で世界を見ているからなのかな。


こういうところに、勉強の楽しさがあるのかもしれない。

多くのことを知ると、それだけ世界が繋がっていく。
目に見えていない世界が見えるようになる。
快感じゃあないか。


けれど、より深く知っていくと、道に迷うこともある。
世界が前にも増して分からなくなることがある。


だけど、それを乗り越えた時に見る世界は、以前よりもっともっと鮮やかに映るだろう。
病みつきだろうな。
もっともっと知りたくなる。


僕は、生きてる間にどれだけの世界の色を見ることができるかな。

善人か悪人か

2020-07-24 20:43:56 | 日記
人は生まれながらに善人か。はたまた悪人か。

そんなことをふと考えるときがある。

善と悪(正義と悪と言い換えてもよいのだが)は、難しいもので自分にとっての正義が他人にとっての悪だったりする。逆もまた然り。
それでも、世の中には善と悪という概念が存在するし、けじめをつけなければいけないことはたくさんある。


自分は、教育大学生なので、やはり子どもの行う善悪について考えることが多い。

例えば、いじめ。
いじめは、僕にとって議論の余地がない悪だ。

どんな理由があろうとも、いじめは許されるべきではない。


いじめは悪だ、という僕のこの感情。
みんなが当たり前に持っていると思われる感情。
良心。

でも、その良心とは、果たしてみんな同じものか。
良心が痛む、とか言うが、場合によっては良心が痛まないこともあるんじゃないか。
では、良心が痛まないから善なのか。


自分の中の正義は持っているつもりだ。
しかし、もしその正義が間違っていたら。
間違った道を進んでしまったら。

自分の正義が正しいと、どうすればわかるのか。
信じるしか、祈るしか道はないのか。


目に見えれば、判断することは容易だ。
法に触れることが悪。
だが、現実はそんなに単純じゃない。
見逃される悪もたくさんある。目をそらしたくなるほど。


誰かが教えてくれることじゃない。
正解があることでもないのかもしれない。
自分は自分の正義を。正しいと思う道を。

善人か悪人か。それは、自分が決めることなのかもしれない。


不適合

2020-07-23 21:17:25 | 日記
自分が今までした選択はいくつあっただろう。

その中で、自分の意思で行った決断はいくつだろう。


僕は昔から、あまり手のかからない子だったと思う。
母子家庭の長男ということもあり、自分がしっかりしないと家庭が崩壊してしまうと幼いながらに感じていた。
だから、とくにわがままを言うこともなく、空気を読んで生活する癖が子供のころからついた。

勉強もできたほうだった。

特に習い事をするわけでもなく、自分がやりたいことがあったわけでもなく、淡々と時が過ぎていき、高校受験を迎えた。


高校受験、といっても、中学生のうちはあまり高校のことはよく分からない。
中学校の友達と離れ離れになってしまうことを悲しく思い、今より少しだけ大人になって自由が増えることにわくわくした。

別に行きたい高校があったわけではなく、自分の学力に見合う学校、いとこが通っていて楽しそうに過ごしていた高校に決めた。


高校には無事合格し、友達も数多くできた。
部活は、友達に誘われたこともあったし、厳しすぎないところが気にって陸上部に入り、先生に勧められた競技に打ち込んだ。
高校はとても楽しく、あっという間に三年間が過ぎ、大学入試の季節が来た。

高校入学時はなぜか漠然と建築士になりたいと思っていたが、それもどこかへ消え、親戚に教員が多かったこと、安定している職業だということを理由に教員を目指そうと、教員養成大学に進むことを決めた。

大学受験は本当にきつく、もう二度とやりたくない。

だけど、そのおかげか大学にも無事合格し、サークルやら何やらやっているうちに気づけばもう大学四年生になっていた。


こうして振り返ってみると、なぜか悲しさが胸を覆う。

こう書くと、疑問に思う人も多いだろう。
何の挫折もなく、今まで過ごしてきたじゃないか。
世の中もっと苦しい思いをしている人が大勢いるよ、と。
何を甘えているんだ、と。


もちろん僕も、幸せに過ごしてきたと思っている。
周りにいる家族をはじめ、友達、親戚等々、素晴らしい人々ばかりだったし、小中高ととても楽しかった。


でもここにきて、この大学四年生で、僕は道に迷ってしまった。
自分が何をしていいのか分からない。
この先どこへ進んだらいいのか分からない。

自分のことは自分が一番わかっているはず。
なのに、自分のことがちっともわからない自分がいる。


周りの友達は、ほとんどが進む道を決め、その準備をしている。
親にも迷惑はかけられない。
頑張らなきゃ。頑張らなきゃ。頑張らなきゃ。

それでも、頑張れない自分がいる。

自分は社会に不適合なのか?
興味もない仕事をやればいいのか?
自分はいったい何がしたいんだ。


漠然とした不安がいつも胸を覆い、ふとした時に頭によぎる。

自分の好きなことを見つける、やりたいことを見つける、努力し続ける、それがどれだけ難しいことか、実感している今日この頃です。


自分って、何をするために生まれてきたのかな。
でも、それを決めるのも自分なのかも知れない、とも思う今日でした。

惚れさす言葉

2020-07-22 22:28:25 | 日記
言葉というのは不思議なもので、同じ日本語でも、言葉を扱う人によってその性格をガラッと変える。

この人の言葉は、強い。

この人の言葉は、美しい。

この人の言葉は、かっこいい。

・・・

たぶん言葉を受け取る側によっても、その感じ方は様々だろう。


言葉を巧みに使える人に強いあこがれを抱く。
同じ感情でも、言葉次第でが伝わり方に天と地ほどの差が出る。

言い回しや、言葉の選び方、接続詞。
言葉には、その人の精神が宿る。


なぜだか知らないが、言葉を見たり聞いたりしてドキッとすることがある。
感動することがある。涙が出るほど。


僕が目指す言葉。

そこには、ただひたすらに自分の感情が溢れ、人を感動させるような、動かすような力がある。

からだの芯に響くような、強い衝撃がある。

裏表や屈託がない。

そんな言葉を紡ぎだしていきたい。


エッセイストや、物書きは、どうやって自分の言葉を作り出していったのだろう。

今の学校では、人の心を揺さぶる言葉の選び方、文章の書き方など教えてはくれない。
きっと試行錯誤の繰り返し、相当な努力の積み重ねがあるんだろう。


自分はまだまだ、自分の思い描いた通りの言葉を紡げてはいない。
日々精進。
あらゆる言葉に触れ、自分にしか紡げない言葉を形作っていきたい。

Immaterial - SOPHIE

2020-07-21 22:39:57 | 日記
昨日宣伝した通り、おすすめの曲をさっそく紹介したいと思う。

記念すべき1曲目は、
SOPHIEの『Immaterial』
という曲だ。


今まで、かなりの数の音楽を聴いてきた私だが、過去一ハマった曲と言っても過言ではないかもしれない
もう本当にものすごくイイ。
聴いているとどんどん気分が高揚していく感じ。
自分の中のbestテンション上がる曲である。

僕はバラードや、ゆったりとした、いわゆるchill系のhiphopなども好きなのだが、やはりテンションが上がる曲もものすごく好きだ。
落ち込んでいるときや悩んでいるときにも、そして、晴れていて気分が上がっているとき、筋トレしているときにも、アップテンポの曲を聴いてテンションをガンガン上げていきたい。

特に、僕は電子音が好きで、エレクトロニクス的な音楽にハマりやすい。
EDMも好きなのだが、歌詞がない電子音のみの音楽はすぐに飽きてしまうので、このimmaterialは最高に自分とマッチした曲だった。


SOPHIEで検索していただくとわかると思うが、ジェンダーレスなアーティストだ。
そこがまた少し謎めいて不思議な感じを漂わせる。好き。


immaterialに関しては、2:04~の盛り上がり方がもう個人的にドツボで、ここを聴くたびにハイになってしまう。


このImmaterialは2018年リリースの
『Oil of Every Pearl’s Un-Insides』
というアルバムの8曲目に収録されている。

このアルバム自体は、「pitchfork」などでも、高い評価を受けている。
ほかの曲も、個性がもろに出ていて抜群に面白いアルバムだ。

今回は、記念すべき一曲目として
SOPHIEのImmaterialを紹介した。

日本でそこまで知名度の高いアーティストではないと思うので、もし気になればぜひ聴いてみてほしい。というか一度聴いてください。

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