人は生まれながらに善人か。はたまた悪人か。
そんなことをふと考えるときがある。
善と悪(正義と悪と言い換えてもよいのだが)は、難しいもので自分にとっての正義が他人にとっての悪だったりする。逆もまた然り。
それでも、世の中には善と悪という概念が存在するし、けじめをつけなければいけないことはたくさんある。
自分は、教育大学生なので、やはり子どもの行う善悪について考えることが多い。
例えば、いじめ。
いじめは、僕にとって議論の余地がない悪だ。
どんな理由があろうとも、いじめは許されるべきではない。
いじめは悪だ、という僕のこの感情。
みんなが当たり前に持っていると思われる感情。
良心。
でも、その良心とは、果たしてみんな同じものか。
良心が痛む、とか言うが、場合によっては良心が痛まないこともあるんじゃないか。
では、良心が痛まないから善なのか。
自分の中の正義は持っているつもりだ。
しかし、もしその正義が間違っていたら。
間違った道を進んでしまったら。
自分の正義が正しいと、どうすればわかるのか。
信じるしか、祈るしか道はないのか。
目に見えれば、判断することは容易だ。
法に触れることが悪。
だが、現実はそんなに単純じゃない。
見逃される悪もたくさんある。目をそらしたくなるほど。
誰かが教えてくれることじゃない。
正解があることでもないのかもしれない。
自分は自分の正義を。正しいと思う道を。
善人か悪人か。それは、自分が決めることなのかもしれない。
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