日日火水木土土

「月月火水木金金」ではない
怠け者の絵日記、photo日記。

飲食と化粧

2007-06-09 | ひとりごと
一昨日の帰りの電車での話。
わたしの前の7人がけのシートには、6人の女性が座っていた。
そして、そのうちの3人が物を食べていた。
ひとりは、「無印」の緑色をしたどら焼、
もうひとりは、黒い色をした蒸しパンみたいなもの、
残るひとりは、黄色い袋からグミのようなものを口に入れていた。
どら焼は、快適にパクパクと食べられ、
蒸しパンは、少しずつちぎられ、ゆっくりと口へ運ばれ、
グミは、バックからひそかに取り出されては、静かに口の中へ消えていった。
最近は、若い女性が電車の中で、物を食べる光景をよく見る。
わたしだけかと思ったら、妻も同意を示してくれた。
ダイエットへと過剰に赴く若い女性があんなに多いのに、
これはいったいどういうことなのだろうか。


よくおじさんたちは、電車の中の女性の化粧をこと沙汰する。
やれ、化粧とは「化ける」ということなのに、
人前でそのような姿をさらしていいかとか、
やれ恥じらいをなくしたとか、
日本女性の奥ゆかしさがどうたらこうたらなどと。
この件に関しては、身近な女性である妻と娘に意見を聞いてみた。
すると、化粧などというものには時間がかかるし、
朝のあわただしさを考えると、気持ちは分かるとのことだった。
そんなに面倒ならやめればと思うのではあるが、
女性の生態における文化的な背景を鑑みるに、
事はそれほど簡単ではなさそうだ。

電車内の飲食と化粧、同様の事象のようでいて、
かたや生存に不可欠の要件であり、かたや余剰でしかない問題、
似て非なる事柄のようだ。
まあ、とはいえ、どちらにしてもどうでもいいようなことではある。
どうでもよくないのは、
時間に追われる現代女性のありようなのかもしれないが。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿