今日は飛行機雲をよく見た。
べつにどうしたってことはないのに、見るとなんだか得したような気分になれるものがある。
富士山とか、虹とか、流れ星とか。その中に、わたしの場合は飛行機雲も含まれる。
しかも、一日に3回。さらにしかも、それぞれ違った場所でだ。
10:10 上野
ビルをまっすぐに横切っていた。
それがあまりにもきれいな直線だったので、瞬間的に飛行機雲とは認識できなかった。
14:05 柏
昼食をすませ、CD屋で中古盤2枚を購入して、駅へと向かっているときに発見。
垂直に延びていて、よく言われる地震雲かとも思った。
でも、地震雲なるものの存在を認めていないので、勝手に飛行機雲と思い込んだ。
ひょっとすると、もっと違った種類の雲なのかのしれない。
しかし、気象学とは縁遠い生活を営んでいるので、判然とはしない。
14:30 江戸川台
自宅最寄り駅をでると、ながい飛行機雲が歩く方向に向かって延びていた。
そのときにはまだ1本で、先端は動いていていまだ飛行機雲作成中といった塩梅だ。
あまり気にしないでしばらくの間歩いていて、ふと見上げると飛行機雲は2本になっていた。
しかもその2本は交差してバッテンになっていたのだった。
見ると得したような気分になると冒頭で触れた。
それが、日に3回なのでもっと僥倖の気分に浸れるはずなのに、歩いていているときにはべつに特別な気はしなかった。
家に帰って、デジカメのデータをPCで大きくして見ていたときにことの重大さに気づいた。
そんなオーバーな、などと言うことなかれ。
このような、ささいな驚きこそが人生に潤いを与えるのである。(ハイハイハイハイ)
しかし、下手くそな写真だ。悲しくなってくる。