21世紀枠候補の9校が決定し、来春の選抜出場候補も絞られてきた。
一般枠で有力とされている学校を見ると、選ばれれば春夏通じて初出場となるのは彦根総合くらいで、出場校はほとんどが常連校で占められそうだ。埼玉の昌平と山村学園も逆転選考の希望はあるが、今年の選抜の不可解選考の事もあるので、順当に行くのではないか。今年の春夏の甲子園大会を見ていると、大阪桐蔭や智弁和歌山などの超強豪校は別として、戦力が分散してきて今後は混戦模様になっていくのではという感じがしたが、全く逆の結果になりそうだ。
判官びいきな性格で、少しでも多くの学校に甲子園に出場してほしいので、個人的にはやや盛り上がりに欠けるが、いざ大会が始まれば楽しんで観戦することになるだろう。
選抜選考について、再来年の96回大会から地区別出場枠の抜本的な見直しを図ると高野連が発表しているが、出場枠だけではなく、もっと根本的に選考方法についても考え直してほしいと思う。
今年の選抜選考でも物議を醸したが、問題なのは明確な部分とグレーな部分が混在していることだと思う。センバツは夏とは違い、あくまで招待試合であるから、実力順に選ぶ必要はないと思う。ただ実力で選ぶ部分と、招待の部分をハッキリと分けて選考すればよいと思う。地域間の比較枠と21世紀枠は導入されて大分経つのに未だにしっくり来ない。
参考にしてほしいのはアメリカのカレッジワールドシリーズである。
カレッジワールドシリーズはリーグ戦が終わると64チームのトーナメントが始まるが、その64チームは31の優勝チームと33推薦チームで構成されているそうだ。
これを参考にセンバツであれば、例えば10地区の優勝・準優勝校20校と推薦枠12校の32校にする。神宮枠はあった方が神宮大会の意義が高まるので、推薦枠を削るか、北海道と東京を優勝校のみにして神宮大会優勝・準優勝の地区を1枠増として神宮枠とするのも良いと思う。推薦校は、どういう理由で選んでもよいことにすればよい。例えば数年前の大船渡高校のように超高校級の投手がいるとか、何年もあと一歩の所で甲子園出場を逃しているとか、勿論文武両道とか。秋季大会の成績の最低基準は設けた方が良いかもしれない。
一例を挙げたが、どういう形でもよいので、大幅な改革を期待したい。
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