すか~れっと・どり~む

同人サークル「すか~れっと・はうす」のAsidが管理するブログ跡地です。
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開けば分かること

2009-12-07 01:30:26 | なんてことない日常
タグ打ちのことね。


自分のブログを久々に開いてみたけど、まさかあんなことになってるなんて思ってもみなかったよ。
後半殆どが赤の大文字になってるなんて誰も思わないよね。
管理体制のずさんさがこんな感じで露呈してるとは……。
今度からはしっかり管理しようと思います。


そんなこんなで小説項目に1作品追加。
何だかアリマリで小説書きたくなったので、書いてみました。
アリマリ? マリアリ? どっちでもいいや。
アリスが可愛いからww
魔理沙よりもアリス派なんですよ、オレ。
どうでも良い情報ですがね。
そのうちパチュマリとかも書いてみたいなぁ。
ネタが思い付いたら書いてみます。
問題はネタが思い付くかどうか、これに尽きる。
先に他のカップリングのネタが出て来そうな予感しかしないけどww


この休みって何してたんだろ?
ポケモンとP3Fと若干のレポートとサークルのシナリオを少々?

もっと働けよ、オレ


こんなんだから駄目なんだろうなぁ……。
でも今週で大きなレポートは終わるから、集中して作業出来そう。
少しずつでもいいから何か始めないとね。
じゃないとクリエイターとして死んでいく気しかしない。
頑張ろう。





















































アルトネリコが面白そうで困る。
どうしてこんなにRPGばかりやりたくなるんだ、オレ。
RPG好きだから仕方ないかww

魔法使いの日常 ~虹とモノトーン

2009-12-07 00:48:50 | 小説
【タイトル】魔法使いの日常 ~虹とモノトーン
【ジャンル】二次創作(東方)
【説明】
 マリアリでニヤニヤ出来る話を作ろうと思ったらこうなりました。マリアリの甘酸っぱい感じが好きな人はどうぞ。

********************以下本文************************


 人形に囲まれ、朝を迎える。どうやら作業に没頭し過ぎたようだ。私は仕上がった人形を棚に置き、ベッドに向かう。
 細かい作業で目と頭が疲れ切っている。休む必要はないが、精神的には少し休んだ方がいいだろう。
 カーテンを閉め、ベッドに入る。
 柔らかい羽毛の布団が心地良い。
 夢と現実の間。うつらうつらしながら眠りに落ちていく。
 まどろみがとても気持ち良く身体を包む。
 夢の世界に落ちようとする。
 もう少し、あと少しでこの心地良い時間も終わる。
 少し名残惜しいが、今は本能に従うとしよう。
 まどろみから夢の世界に落ちる瞬間、けたたましい音を立てて窓硝子が砕けた。
「いてて……。勢いをつけ過ぎたぜ」
 ガラスの破片と共に1人の少女が部屋の中に飛び込んできた。
 いつものこととはいえ、、今日ばかりは流石に相手をしていられない。
 確認の為に軽く開けていた目を再び閉じ、私は寝たふりをすることにした。
 今、彼女の相手をするような元気はない。
「アリス? もしかしてまだ寝てるのか? 早く起きないと3文も損するぜ」
 ベッドの傍まで歩み寄る少女。3文がどのくらいの価値か彼女は分かっているのだろうか?
「お~い、アリス~。もう朝だぜ。寝坊なんてお前らしくないぜ」
 しつこい。
 寝てると気付けば、時間を改めて来るのが普通。
 なのに彼女はベッドの傍を離れずに、じっと私に話し掛けてくる。
 早く帰ればいいのに。
 少女が傍から離れた雰囲気がした。
 薄く目を開け、気付かれないように彼女を見る。
 彼女はまるでここに住んでいるかのように、帽子掛けに彼女の頭には大きい帽子をかけると、私がさっきまで作業をする時に座っていた椅子を持って戻って来た。
 どうやらまだ帰る気はないらしい。
 椅子の背もたれを前にして、彼女はベッドの横に座る。
「アリス~、起きろよ~。面白い情報を持って来たんだぜ」
 期待なんて出来ない。
 彼女の持って来る情報なんていつもどうでもいいことばかり。
 見たことないキノコを見つけた、とか。
 新しい魔法を思い付いたけど忘れた、とか。
 冥界の桜が見頃だ、とか。
 迷いの竹林の筍が食べ頃だ、とか。
 彼女は一頻り私を起こそうとした。
 しかし私の起きる気配がないと悟ったのか、じっと私の顔を見つめてくる。
 そんなに、見つめられると照れる。
 向こうは私が起きていることは気が付いていないだろう。
 しかし、現に私は起きている。
 そんな状態で、しかもかなり至近距離で彼女は私の顔を見つめているのだ。
 少しでも私が動けば唇が触れる距離。
 そんな距離で彼女は私を見つめている。
 心臓が早鐘のように鼓動を打つ。
 
 それからどのくらいの時間が経ったのだろうか。
 彼女はずっと動かずに私の顔を見ていた。
 私も動かずにずっと寝たふりをしていた。
 実際には僅かな時間だったのかもしれない。
 しかし、私にはとても長い時間に思えた。
 流石に彼女も諦めたらしい。
 椅子から立ち上がり、硝子のなくなった窓へと近付いて行く。
 やっと、静かになる。これでゆっくり休めるだろう。
 まだ落ち着かない心臓を落ち着かせる為に、深く息をしようとする。
 そんな時、彼女は呟いた。
 いつものように、とてもわざとらしく。
「あ~ぁ、折角魔界へ行く方法が見つかったっていうのに。残念だぜ」
 魔界。
 その言葉に私は反射的に反応してしまった。
「魔界ですって!?」
 やってしまった。どうせなら最後まで寝たふりを決め込んでいれば良かったのに。
 待ってましたとばかりに彼女はニヤリと笑う。
「お、やっと起きたか、アリス」
 バツが悪い。
 しかし、こうなってしまったからにはもう後には引けない。
「ま、魔理沙……。お願いが、あるんだけど……」
「ん? どうした、アリス」
 ニヤニヤしながらこっちを見る魔理沙。
 全く、どうして私がこんな想いをしないといけないのだろうか。
「魔界に行く方法が分かったって、本当?」
「あぁ、本当だぜ。私はその方法で魔界まで行って来たからな」
 どうだ、凄いだろう、と言いたげに胸を張る魔理沙。
 魔理沙がこんな凄い情報を持って来るなんて……。
 明日は槍でも降るかもしれない。
「なら、その方法……教えてくれない?」
 何で私がこんなに照れないといけないんだろうか。
 心臓はさっきと同じように激しく動いている。
「ん~、どうしようか」
 いやらしく魔理沙は微笑む。
 何だか手玉に取られているようで、良い思いはしない。
 手玉に取られる原因を作ったのは私自身だが。
「アリスのお願いだ。特別に聞いてやるぜ」
 卑怯だ。
 こんな風に笑い返されるとまともに顔が見れなくなる。
 本当に、魔理沙は卑怯だ。
「じゃあ先に外に出るぜ。早く準備するんだぜ」
 帽子掛けにかけた帽子を被り直すと、魔理沙は自分が割った窓から外に出て行った。
 騒々しいと言う言葉が彼女ほど似合う人間はいないだろう。
 私は名残惜しいながらもベッドから出ると、椅子を元あった場所に戻し、出かける準備を始めた。

 久し振りの魔界だ。
 会いたい人もいれば、行きたい場所もある。
 魔理沙がいる、ということもあるが、暇することはなさそうだ。
 今度は私が魔理沙を驚かせてやろう。
 準備を済ませ、私は家から出る。
「思ったより早かったな」
「貴女みたいにいらないモノまで持っていかないからね」
「おっと、私が持ってるのはいらないモノじゃない。必要のないモノだ」
「何が違うのよ」

 魔理沙の箒に乗り、魔法の森の空を飛ぶ。
 朝の日差しが眩しい。
 今まで暗い部屋にいたせいだろう。
「なぁ、アリス」
「何よ」
 急に話しかけてくる魔理沙。
 太陽に向かって飛んでいるせいでまともに目を開けることが出来ない。
「お前って魔界育ちだったよな?」
「そうだけど?」
「ならお前の育ての親に合わないとな」
「どうして?」
「どうしてって? 挨拶しないといけないだろ? お前は私のモノなんだからさ」
 当たり前のように微笑みかけてくる魔理沙。
 私の、モノ? 私のモノって……まさか…………。
「…………バカ」
 気付かれないようにそう呟き、そっぽを向く。
 今は魔理沙の方を向いていられない。
「どうした? アリス?」
「なっ、何でもないわよ! ほら! 前向いて飛ばないと何処かの妖怪みたいに何かにぶつかるわよ!」
 おそらく今の朝日のようになっているであろう顔を見せないように、私は俯いた。
 何が原因か分からないとで言いたげに、魔理沙は前を向く。

 本当に魔理沙は卑怯だ。