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札幌・円山生活日記

円山のカジュアルなフランス料理店~創作フレンチ「新-SHIN-」~

円山に2022年11月オープンの創作フレンチ「新-SHIN-」。コンセプトは“週一で通いたくなる店”。札幌のホテルなど様々な厨房で40年以上の経験を持つシェフが食材から拘りぬいた料理を提供します。しかも手ごろな価格でCPバランスの高さを感じます。土日にはランチ営業もあります。

本日は円山の創作フレンチ「新-SHIN-」でランチです。先般hare café(ハレカフェ)」で桜スイーツ第5弾の「春のデザートプレート」をいただいた後に周辺を散策していて気付きました。以前はタイ家庭料理の店「Moon Thai Cafe (ムーンタイカフェ) 」があった場所で、何時の間にか創作フレンチの看板を掲げる店がオープンしていました。ネット検索すると札幌や東京のホテルやフレンチレストランで40年以上の調理経験を有するシェフが2022年11月末にオープンした店だとか。ランチ営業は土日のみということで先週末に予約して出かけてきました。店の場所は地下鉄東西線「円山公園駅」で5番出口から「大通り」を東へ歩き「フードセンター円山店」の手前を北に曲がり「円山商店街」に入ります。「Fuwatto まるやまキッチン」の前を通りすぎて「Rana Maruyama(ラナ円山)」の角を東へ少し歩いたところです。住宅街のマンション1階に北側に面して店はあります。駅から徒歩7~8分程度です(地図)。 

 
創作フレンチ「新-SHIN-」の外観。マンションの1階です。

店内に入ったところ。「Moon Thai Cafe (ムーンタイカフェ) 」の頃とほぼ同じテーブル配置です。マダムにお聞きするとほぼ居抜きで入店したそうです。

席は厨房横のコーナーに2人掛けテーブル×1に4人掛けテーブル×1、窓に面したフロアに4人掛けのテーブル席が3セット。
そして厨房前にカウンター3席。その上にはディナータイムのアラカルトメニューが書かれています。メインの肉料理でも1,000円ぐらいからあり価格はいたってカジュアルです。コンセプトは“週一で通いたくなる店”うたうだけのことはあります。なお店は17:30~のディナー営業が中心でランチは土日のみ。マダムいわく毎日昼夜ともに営業するには厳しい年齢になったと謙遜されていました。
ワインセラー上にはSTV 北海道 テレビ『どさんこワイド』マスコットキャラクター「どさんこくん」 のぬいぐるみ。聞くと『どさんこワイド』の番組「ポロコ編集部 激オシ!春の円山 最新スポット」で紹介されたとか。
ネット検索すると番組のハイライトがありました。“昨年11月オープンの創作フレンチレストランです。40年近くの経歴を持つシェフが、自ら下ごしらえから行っており、その分良心的な価格で提供しています”との紹介されていました。


先週末のランチメニューです。ランチはA~Cの3種類でいずれも税込みです。
ワインリストの泡&白。
赤ワインです。リーズナブルというか良心的な格設定です。

Aランチ(税込み1,500円)とCランチ(同3,000円)を各1をお願いしました。各料理をシェアできるよう取り皿が用意されます。
A/C共通の「カボチャのスープ」。天然甘味の食べ応えあるスープです。
本日のグラスワイン(白)。バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド社のムートン・カデ・ブラン(MOUTON CADET BLANC)」。ソーヴィニヨン・ブラン主体の爽やかな柑橘系の風味です。 

Cランチの前菜。「ニシンのマリネ ガーリックトースト 生ハム」。

「ニシンのマリネ」は爽やか、「生ハム」はしっかり味です。
創作フレンチ「新-SHIN-」の拘り食材が解説されています。生ハムの豚肉は森町のSPF「ひこま豚」。
前菜の生ハムはその「ひこま豚」を半頭買いで仕入れ手間暇かけて仕込むそうです。

Aランチのメイン「半熟卵のナポリタンスパゲッティ」。

具材にはピーマンやタマネギに加え手作りベーコンが使われています。これも「ひこま豚」の手作り品でしょう。
「半熟卵のナポリタンスパゲッティ」の半熟卵は下川町の「あべ養鶏場」の卵。黄身の色が黄色いですが味は濃厚でスパゲティに絡めて食べると美味しいです。鶏卵の黄身の色はエサの色合いが出で味とはあまり関係がないとのこと。

粉チーズ。
乳製品はタカナシ乳業の北海道工場産のものを使用しているそうです。


Cランチのメイン「鴨胸肉のロースト じゃがいものピューレ カリカリベーコン」。
本日のグラスワイン(赤)は「ブルゴーニュ ピノ・ノワール2020(Bourgogne Pinot Noir)」。果実味爽やかな赤です。
「鴨胸肉のロースト」は見事なレア。赤ワインソースで素材の味がシンプルに感じられます。
「じゃがいものピューレ」と「カリカリベーコン」。こちらのベーコンも「ひこま豚」の手作り品でしょう。カリカリ食感が心地よいです。

デザートも店内の手作りということで期待していると・・。
「デザート盛り合わせ」(A/C共通)は「の「イチゴミルクムース オレンジパウンドケーキ カスタードプリンにフルーツ」。「イチゴミルクムース」はフワフワで口に入れるととろけます。
「カスタードプリン」はむっちり固めの好みの味。ピールから手作りしているという「オレンジパウンドケーキ」もしっとり良い味でした。
コーヒーは中煎り。カップも誰か作家さんのものでしょうか趣のあるものでした。
今回は牛肉料理は食べませんでしたが牛肉も拘りの「短角牛」だそうです。

店を出たところ。円山の住宅街の店です。経験豊かなシェフが食材に拘って作った料理は一つひとつが良い味わいです。しかも「週一で通いたくなる店」を目指すという通りのカジュアルな価格です。特にデザートの充実を見ると1,500円のランチはCPバランスの高さを感じました。大変結構でした。ご馳走様です。

創作フレンチ「新(しん) SHIN」
【住所】札幌市中央区大通西23丁目
【電話番号】011-803-0465
【営業時間】17:30〜22:30
【定休日】月曜日
(2023.3.29)

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