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札幌・円山生活日記

モダンアートとアンティークの非日常的空間カフェ~「RY'S cafe bar(アールワイズカフェバー)」~

北円山で2021年12月オープンの「RY'S cafe bar(アールワイズカフェバー)」。店のキャッチフレーズは“ハンドドリップで淹れた美味しい珈琲と焼きたてワッフルを楽しめる、札幌で一番お洒落なカフェ”。オーナー拘りのモダンアートとアンティークが溢れる非日常的な空間です。

今日は昨年12月に北円山にオープンしたという「RY'S cafe bar(アールワイズカフェバー)」です。円山本はじめいくつかの雑誌に紹介されていた店で先般「Pudding maruyama(プディング マルヤマ)」へ行く途中に店の看板を見かけ「ここにあるんだ!」と場所を確認。整骨院の2階という周囲の雰囲気はイマイチですが、店内に入ると“札幌で一番お洒落な”空間が広がるということで訪問の機会を伺っていました。今般、開店から半年以上が経過し、平日ならひどく混み合うこともないだろうと出かけてまいりました。場所は地下鉄東西線「西28丁目駅」が最寄り駅で「北5条・手稲通り」と「西25丁目通り」が交差する五叉路の一角です(地図)。

 
「RY'S cafe bar(アールワイズカフェバー)」店頭の様子。整骨院隣の駐車スペース奥が店の入口です。
店頭にはメニュー看板が出ています。現在は11時~15時のカフェ・ランチタイム営業のようです。

ドアを開けて階段を上っていくと正面奥にワイン棚が見えます。
踊り場を左に上がると壁一面にワイン棚の奥にはナポレオン像が・・。
・・と思って近づくとナポレオン犬でした。


店内に入ると「モダンアートエリア」と「アンティーエリア」の表示があります。

店内に入って左側の「モダンアートエリア」です。

球体をくりぬいたようなフォルムのチェアなど個性的なデザインの調度品が並びます。
アート作品もインテリアと一体化しています。鈴木潤氏・作《マリリン・モンロー》。
あのバンクシー氏・作《スケートボードデッキ‐Flower Bomber-》。限定制作・販売された貴重な品だそうです。 

西島雄志氏・作《生命の力‐Power of Life》。

入口脇には無料で着用して写真撮影できるスポットがありました。

人気スポットだそうですが流石にシニア夫婦にはナポレオンのような衣装を着て写真撮影する勇気はありませんでした。

続いて「アンティークエリア」です。平日の開店早々で他に客もいないこともあり店員さんに「お気に入りのチェアをゆっくりお探しください」との優しい言葉をいただきました。平日はそれほど混まないそうです。

「アンティークエリア」。アンティーク家具はオーナーが拘り抜いたもので多様なルートで収集したものとか。「モダンアートエリア」とともに構想以来2年がかりで作り上げた空間だそうです。

こんな装飾品も壁に飾られています。
奥には西洋書物が並ぶ書架が備え付けられています。書物も本物でした。
さらに中央の一段と華やかなシャンデリアはスワロフスキー社製だそうです。「一体いくらするのだろう?」と初期投資費用が気になってしまいました。

「アンティークエリア」のもう一つのコーナー。こちらもゴージャスです。
テーブルとして使われているのは古いスーツケースで各々のサイズに合わせて木枠が作られています。細部も見事な拘りです。ただ1990年代初めまでのバブル期を知る世代から見ると非常にバブリーな空間にも見えました・・。

空間観察を終えてメニューを拝見。こちらはワッフル。当該ページの「ストロベリーワッフル」と「チョコバナナワッフル」の他に「ブルーベリーワッフル」、「抹茶ワッフル」、「メープルワッフル」などがあります。
次にダルゴナ(自家製カラメルチップ)コーヒーなどドリンクメニュー。
そして「アイスクリーム」に・・。
ケーキ類。ケーキは日によって変化するそうで当日は「ミルクレープ」と他2種類でした。メニューは割とシンプルですしセットで注文するとお得な価格設定です。

「ストロベリーワッフル」(税込み1,100円)と「タルゴナ抹茶」(同700円)。
「タルゴナ抹茶」はタルゴナ(自家製カラメルチップ)がトッピングされた抹茶クリームとミルクの二層のドリンク。甘いタルゴナと濃厚抹茶クリームにミルクドリンクは食べたり飲んだりでそれぞれの味を楽しめますし混ぜ合わせて飲んでも結構です。ただ少し氷が多かったのが気になりました。
「ストロベリーワッフル」のサックリとしたワッフルは想像以上に大きく2人でシェアすることもできるサイズです。ストロベリーアイス、ホイップ生クリームが付き、いちごのソースや生いちごもたくさんトッピングされています。いちご好きには嬉しい一品です。

「ミルクレープ」(同600円)と紅茶「アールグレイ」(ケーキとセットで同280円)。
紅茶「アールグレイ」は香りが鮮烈です。ポットで提供されカップ2杯分くらいあります。カップはTACHIKICHI(たち吉)のAdam&EVE。ケーキとセットで280円は良心的な価格設定です。 
「ミルクレープ」はしっとりでフォークで切っても崩れないほど層がしっかりしていています。RY'Sのデコレーションもよろしく美味しいケーキでした。

なお会計の際に今後の店の展開を聞いたところ・・構想としては夕方以降の営業として現在仮オープンしているテラス席に観葉植物を入れてライトアップしバリ島のような「リゾートエリア」をオープンさせること、そして募集中のイタリアン料理人が確保できれば食事とワインも提供していきたいと考えているそうです。入口のワイン棚などには高級ワインの空瓶も並んでいましたのでワインの価格設定も気になるところです。


退店時に階段を下りようとすると入る時には気づかなったこんな装飾がありました。細部まで拘った造りでした。

店内に一歩足を踏み入れると圧倒的な存在感を主張する空間です。西洋のお城か映画の中かアートの世界か、いずれにしても非日常的な空間です。良くこんな立派な店を作ったものだと感心させられます。ただリピーターになるかどうかは今後の展開次第でしょう。ワインを出すようになればもう一度は来てみたい気はします。そんな感じの店でした。ご馳走様でした。

「RY'S cafe bar(アールワイズカフェバー)」
札幌市中央区北4条西24丁目2-16-2階 050-3187-4155
営業時間:11:00~15:00(L.O.14:30)
定休日:なし
https://www.instagram.com/rys_cafe_bar/
(2022.6.7) 

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