金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【3歳戦回顧】 4月29日~30日

2023-04-30 16:45:29 | 競馬

 土曜日は京都3R芝1600m牝馬限定を勝ったロードカナロア産駒サファイア中団待機で脚を溜めます。直線に入るとまずファルシオンが先頭に立ちますが、すぐにその外からサファイアとロゴタイプ産駒テクノデザインの2頭が抜け出して、その中からサファイアが1馬身差をつけて快勝。良の勝ちタイムは1分33秒8。2着テクノデザインからクビ差の3着には、後方から追い込んできたキタサンブラック産駒キタサンエルピス

 東京4R芝1600m牝馬限定を勝ったダイワメジャー産駒アルヴィエンヌ好スタートから4番手追走へ。直線に入ると、早め先頭に立って、そのまま押し切りを図ります。外からキタサンブラック産駒デバイングレースに詰め寄られますが、これをクビ差だけ抑えて勝利。良の勝ちタイムは1分33秒6。2着デバイングレースから2馬身1/2差の3着には、3番手からスクリーンヒーロー産駒ウインアイオライト

 京都5R芝1800mを勝ったモーリス産駒アースクロニクル中団待機で脚を溜めます。直線に入るとまず、2番手からノヴェリスト産駒アイヲヨブテーラーが先頭に立ちますが、これを追いかけて、すぐ外からシルバーステート産駒モズマーカッシン、大外からはアースクロニクルが襲い掛かり、アースクロニクルが1馬身差突き放して勝利。良の勝ちタイムは1分46秒5。2着にはモズマーカッシン、1/2馬身差の3着にはアイヲヨブテーラー

 東京5R芝1800mを勝ったエピファネイア産駒ゴールドシーン好スタートからマイペースの逃げへ。直線に入るとスピードを加速、そのまま後続に2馬身1/2差をつけて完勝。良の勝ちタイムは1分47秒1。2着には、2番手からキンシャサノキセキ産駒トクシーカイザー、3馬身差の3着には、後方から差してきたハービンジャー産駒ホウオウバーナード

 

 京都6R芝1400m(3歳1勝クラス)を勝ったイスラボニータ産駒アルーリングビュー好スタートから4番手追走へ。直線に入ると、大外からドゥラメンテ産駒ルガルが抜け出し、最内からアルーリングビューが抜け出して、2頭による激しい叩き合いに。ゴール前でアルーリングビューがハナ差だけ前に出て勝利。良の勝ちタイムは1分20秒8。2着ルガルから4馬身差の3着には、ビッグアーサー産駒シンプリーオーサム

 東京6R芝1600m(3歳1勝クラス)を勝ったエイシンヒカリ産駒ニシノライコウ後方待機で脚を溜めます。直線に入ると、まずキズナ産駒コンクシェルとスクリーンヒーロー産駒シルトホルンの2頭が抜け出しますが、これを追いかけて、後方からニシノライコウが猛然と追い込んできます。ニシノライコウがゴール手前でクビ差だけ差し切って快勝。良の勝ちタイムは1分32秒3。2着にはシルトホルン、1馬身差の3着にコンクシェル

 新潟9R芝1200mゆきつばき賞(3歳1勝クラス)を勝ったサトノダイヤモンド産駒タツダイヤモンド中団待機で脚を溜めます。直線に入ると、先行馬が揃って脚を鈍らせる中、中団からタツダイヤモンドが抜け出します。そのまま後続に1馬身1/4差をつけて快勝。良の勝ちタイムは1分9秒3。2着には、後方から追い込んできたファインニードル産駒ルーラルハピネス、1馬身1/2差の3着には、中団から差してきたトーホウジャッカル産駒トーホウフランゴ

 京都9R芝2200m矢車賞 牝馬限定(3歳1勝クラス)を勝ったハーツクライ産駒ミタマ後方待機で脚を溜めます。直線に入るとまず、2番手からサトノアラジン産駒ウェイビーが抜け出して、そのまま押し切りを図ります。それを追いかけて、後方からミタマが猛然と迫り、ゴール前でクビ差交わして勝利。良の勝ちタイムは2分12秒7。2着ウェイビーから3馬身差の3着には、3番手からジャスタウェイ産駒サンスノーフレーク

 

 日曜日は京都3R芝1400mを勝ったロードカナロア産駒ケイデンシーマーク中団待機で脚を溜めます。直線に入ると、逃げたエピファネイア産駒ロッソジュリアがそのまま押し切りを図ります。そこに、内からエピファネイア産駒シャングリラ、外からケイデンシーマークが襲い掛かり、2頭が抜け出します。ゴール前でケイデンシーマークがクビ差だけ前に出て勝利。稍重の勝ちタイムは1分21秒9。2着シャングリラから1馬身1/2差の3着には、逃げたロッソジュリア

 京都4R芝2000mを勝ったハーツクライ産駒ジーニアスバローズ好スタートから3番手追走へ。直線に入ると、逃げたドリームジャーニー産駒ビヨンドザドリームが押し切りを図りますが、これをジーニアスバローズが交わして、そのまま1馬身1/4差をつけて完勝。稍重の勝ちタイムは2分0秒8。2着ビヨンドザドリームから5馬身差の3着には、中団から差してきたハーツクライ産駒ノエマ

 新潟5R芝2400mを勝ったマインドユアビスケッツ産駒ディープマインド好スタートから3番手追走へ。直線に入ると、逃げたキタサンブラック産駒ピースオブザライフが粘り込みを図りますが、これを内から交わして抜け出します。そのまま後続に3馬身1/2差をつけて圧勝。重の勝ちタイムは2分33秒2。2着には、最後方から追い込んできたゴールドシップ産駒ウインネモフィラ、1/2馬身差の3着には、逃げたピースオブザライフ

 東京5R芝2000mを勝ったゴールドシップ産駒ピンキープロミス好スタートから2番手追走へ。直線に入ると、逃げ粘るハービンジャー産駒ベッピンサンが押し切りを図りますが、これを追いかけて、ゴール前でクビ差だけ交わして勝利。良の勝ちタイムは2分0秒4。2着ベッピンサンからクビ差の3着には、中団から追い込んできたオルフェーヴル産駒アスターブジェ

 

 京都5Rダート1800m(3歳1勝クラス)を勝ったヘニーヒューズ産駒セラフィックコール後方待機で脚を溜めます。直線に入るとまず、トーセンジョーダン産駒バリアントバイオが先頭に立ちますが、その内側からセラフィックコールが交わして抜け出します。そのまま後続に4馬身差をつけて完勝。ダート重の勝ちタイムは1分51秒6。2着には、中団から差してきたカレンブラックヒル産駒アオイイーグル、クビ差の3着にはバリアントバイオ

 東京6Rダート1600m(3歳1勝クラス)を勝ったルーラーシップ産駒ジャスリー後方待機で脚を溜めます。直線に入るとまず、2番手からリアルスティール産駒フライヤートゥルーが先頭に立ち、ここに外からステロイドメアが競りかけます。この2頭を追いかけて、大外からジャスリーと、最内からディーマジェスティー産駒ペプチドタイガーの2頭が襲い掛かり、4頭が横並びでゴールインその中からジャスリーがクビ差だけ前に出て勝利、2着にペプチドタイガー、クビ差3着にはフライヤートゥルー。ダート良の勝ちタイムは1分38秒2。

 

 京都10Rダート1400m端午ステークス(3歳オープンクラス)を勝ったシニスターミニスター産駒スマートフォルス最後方待機で脚を溜めます。逃げたエコロアイの前半3ハロンのラップは33秒9とややハイペース。直線に入ると、2番手からキズナ産駒マホロバが先頭に立って、そのまま押し切りを図ります。これを外からスマートフォルスが襲い掛かり、3/4馬身差交わしたところでゴール。ダート重の勝ちタイムは1分24秒1。2着マホロバからハナ差の3着には、最後方から追い込んできたダノンバラード産駒フェルヴェンデ

 

 


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【競馬】 天皇賞春(GⅠ) 舞台が京都に戻って、真の「天皇賞春」を制するのは⁉

2023-04-30 05:59:22 | 競馬

 舞台が京都に戻って、真の天皇賞春(GⅠ)を制するステイヤーはどの馬か⁉

 

 実績からすれば、5歳牡馬③タイトルホルダーがトップ菊花賞天皇賞春宝塚記念と3つのGⅠを制しており、昨年秋には凱旋門賞へ遠征。遠征疲れが癒えた前走の日経賞を8馬身差で圧勝。前夜に降った雨も、この馬には好都合と言えるでしょう。

 対抗勢力は、昨年の菊花賞組。1着⑥アスクビクターモア、2着⑬ボルドグフーシュ、3着①ジャスティンパレス。3頭ともに名ステイヤーになる素質十分であり、ここで③タイトルホルダーを破ったとしても不思議ではありません。また、昨年の1番人気の6歳牡馬⑦ディープボンドも侮れません。過去のGⅠでの実績は輝かしいものです。

 問題は何を基準に、これらの順番を決めるか? ズバリ、京都競馬場の適性であります。ロングスパートの消耗合戦になりやすかった阪神内回りの芝3200mと異なり、京都では外回りの芝3200m。ラストの直線が長く、しかも坂がない平坦コースであるため、ロングスパート+ラストの瞬発力勝負になりやすい

 この5頭の中で、瞬発力が1番なのは①ジャスティンパレスこの①ジャスティンパレスを本命に指名したいと思います。相手上記の4頭

 

 馬券は、本命①ジャスティンパレス頭固定の三連単12点 ①⇒③⑥⑬⑦

 


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【香港GⅠ】 クイーンエリザベス2世C(GⅠ)とチェアマンズスプリントP(GⅠ)!

2023-04-30 05:41:39 | 競馬

 本日は香港GⅠも発売されます。

 

 まずはチェアマンズスプリントP。ここは地元香港勢の独壇場であります。

 1番人気必至ではありますが、香港の①ラッキースワイネスを本命に指名相手には、同じく香港の②ウェリントン③サイトサクセスに、日本から遠征の⑦アグリの3頭。

 馬券は、本命①ラッキースワイネス頭固定の三連単6点 ①⇒②③⑦

 

 次は日本から3頭も遠征するクイーンエリザベス2世C

 本命には日本の⑥プログノーシスを指名相手には香港の①ロマンチックウォリアー⑤マネーキャッチャー、英国の②ドバイオナー、日本の⑦ジュラルディーナ③ダノンザキッド

 馬券は、本命⑥プログノーシス頭固定の三連単20点 ⑥⇒①⑤②⑦③

 

 さて春の香港でも、日本馬の活躍成るか⁉

 


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【競馬】 青葉賞(GⅡ) ダービー出走権を賭けた闘い!

2023-04-29 04:42:53 | 競馬

 本日の府中では青葉賞

 競馬界の七不思議の一つですが、青葉賞の勝ち馬がダービーを勝利したケースはまだありません

 

 ここでも人気は、キタサンブラック産駒スキルヴィング。過去2戦の勝ち方を見れば人気が集中するのも仕方ありません。このスキルヴィングを新馬戦で破ったモーリス産駒ヒシタイカンも注目されています。

 しかし、ここで狙ってみたいのは、3月に未勝利戦を勝ったばかりのキズナ産駒⑫アサカラキング前が止まりにくい今の府中の馬場は合っていますし、また勝った未勝利戦の2着~4着までがすぐに勝ち上がる前走のレベルの高さにも注目です。人気がないので、石川裕紀人騎手には思い切った逃げ戦法を期待します。

 相手には、上記の⑪スキルヴィング⑧ヒシタイカンの他、キズナ産駒サヴォーナキズナ産駒アームブランシュミッキーロケット産駒メイテソーロの5頭。

 

 馬券は、まず、本命⑫アサカラキングの単勝にドカッと。それから⑫アサカラキング1頭軸の三連複10点 ⑫⇒⑪⑧⑩⑤⑬

 

 


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【競馬「たられば」話②】 サイレンススズカとアーモンドアイが天皇賞秋で激突したら⁉

2023-04-28 04:19:45 | 競馬

 競馬「たられば」話第2回

 今回のテーマは、『もしも、サイレンススズカとアーモンドアイが天皇賞秋で激突したら・・⁉』です。

 

 もちろん、このテーマは『サイレンスズカとディープインパクト』に置き換えることも可能ですが、府中芝2000mで実際に最強の勝ち方をしたのはアーモンドアイですから、府中芝2000m未経験のディープインパクトよりも、サイレンススズカとアーモンドアイとの激突を妄想する方が面白くかつ適当だと判断致しました。

 

 

 この両馬の比較をする上で、まずは、アーモンドアイが勝った2019年の天皇賞秋のラップを見てみたいと思います。なぜかと言うと、この時の2019年天皇賞秋こそが史上最高レベルの天皇賞秋だったからアエロリットダノンプレミアムの2頭が刻んだ2000mのラップが、府中2000mにおける最も理想的なラップだったからです。そして、その理想的なラップを、切れ味鋭く撃破したアーモンドアイの末脚の凄さも再確認することができるから、であります。

 2019年の天皇賞秋の勝ちタイムは1分56秒2。ちなみに、コースレコードは2011年にトーセンジョーダンが勝った時の1分56秒1ですが、この年はシルポートが前半1000mを56秒5で逃げて、後半が59秒6という歪なラップ。ベストの逃げで府中2000mを勝ち切るラップを考える際には、やはり、この2019年のラップこそが参考値になると判断いたしました。

 ちなみに、2019年天皇賞秋の各ハロン毎のラップは以下のとおり。

 12.8 - 11.4 - 11.5 - 11.6 - 11.7 - 11.6 - 11.3 - 11.1 - 11.3 - 11.9

 スタート直後の1ハロンのみ12秒台ですが、あとは全て11秒台という美しい刻みのラップになっています。前半1000mが59秒0、後半1000mが57秒2。これでレコードまで0.1秒の1分56秒2というタイムとなります。

 

 これに対して、あのサイレンススズカが刻んだ1998年天皇賞秋のラップが以下のとおり。もちろん、サイレンススズカは途中で故障したため、故障手前までのラップであります。

 13.0 - 10.9 - 10.7 - 11.2 - 11.6 - 12.0

 2019年と1998年を比べてみると、2019年アエロリットの逃げが淡々としたペースを維持しているのに対して、1998年サイレンススズカの逃げはメリハリをつけながらの逃げだということが判ります。そのうえで、1998年の前半1000mラップは57秒4。そして、次の1000~1200mの1ハロンでは12秒台で息を入れていたことも判ります。さらにもう一つ、参考に見てもらいたいラップがあります。1998年の毎日王冠でのサイレンススズカのラップです。

 12.7 - 11.0 - 10.9 - 11.4 - 11.7 - 12.1 - 11.6 - 11.4 - 12.1

 1998年天皇賞秋と毎日王冠の1200mまでのラップが非常に似たラップであることが判ります。これこそがサイレンススズカの逃げのパターンで、前半3ハロンが速く、そして1000mから1200mのところでいったん息を入れてから、再度加速していくのがサイレンススズカの逃げなのです。ちなみに、毎日王冠のラスト1ハロンが12秒1なのは、後続との差が開いていたので、武豊騎手が追うのを止めてスピードダウンしたから。もし、ラストまで追い続けていたら、ここも11秒台で走ったと思います。

 

 さて、それでは、1998年天皇賞秋でのサイレンススズカが、もしも故障せずに、そのまま走り切っていたら、どんなラップを踏んでいたかを、1998年毎日王冠のラップを参考にしながら、推定してみることにします。

 13.0 - 10.9 - 10.7 - 11.2 - 11.6 - 12.0 ⇒  11.6 - 11.4 ⇒ 11.6 ‐ 11.9

 スタートから1200mまでは、実際の1998年天皇賞秋のサイレンスズカ自身のラップ次の2ハロン(1200~1600m)1998年毎日王冠のサイレンスズカ自身のラップラスト2ハロン(1600~2000m)ワタクシの推測のラップ。これらのラップを合算すると、前半1000mのラップが57秒4、後半1000mラップが58秒5、そして合計タイムが1分55秒9府中2000mのレコードタイムとなります。

 

 これに対して、アーモンドアイのベストレースでもある2019年天皇賞秋のラップから、もし、仕掛けのタイミングをもう50mくらい早めていたとしたら、それによって実現できる改善ラップ想定が以下のとおり。

 12.8 - 11.4 - 11.5 - 11.6 - 11.7 - 11.6 - 11.3 - 11.1 - 11.2 - 11.8

 こちらの前半1000mラップは59秒0、後半1000mラップが57秒0、そして合計タイムが1分56秒0

 

 あくまで妄想の世界ではありますが、この2頭の激突は、サイレンススズカの鮮やかな逃げ切り勝ちという結果になりました。

 負けたアーモンドアイにしても府中芝2000mのレコードで走っており、0.1秒の僅差の決着というのが結論であります。

 


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