石ころ

エデンの園で


女は、神様から唯一食べることを禁じられている「善悪の知識の木」の実を食べるように誘惑する蛇に対して、
「それを取って食べるその時、あなたは必ず死ぬ。」
と言われた神様の言葉を
「あなたがたは、それを食べてはならない。それに触れてもいけない。あなたがたが死ぬといけないからだ。」
このように言葉のニュアンスを弱めて話した。そして、ちょこっと付け足してもいる。

蛇はみことばを知っているから、彼女が神様のことばを曖昧にしたことで足がかりを得た。もう誘惑に成功したようなもの、
「あなたがたは決して死にません。 あなたがたがそれを食べるその時、あなたがたの目が開け、あなたがたが神のようになり、善悪を知るようになることを神は知っているのです」
この様に言われて食べてしまった。

私たちは誘惑には勝てない。おいしそうに見えたらいつか食べてしまうだろう。美しく見えたら引き寄せられるだろう。「賢くなりたい」それがなぜ悪いのか分からない。
誘惑に乗ると肉の目は開けてどんどん欲望は増して行き、それを隠すために取り繕い、偽りを語るようになる。罪はそうして際限なく膨らんでいく。

エバに出来ることは、神様のことばをきちんと覚えてその木に近づかないことだと思う。避けるべきもの、無視するべきもを知ることは大切だと思う。

この木は「善悪の知識の木」知識を増し、自分で善悪を判断することがなぜ悪いことなのか人には分からない。すべての判断の基準が自分中心になっても、それには気が付かない。聖書を知ることに対しても、この木の実を食べた子孫として、知識を増して行くことには危険もあるということ。

みことばを丸ごと単純に受け入れて「アーメン」と言うこと、みことばを正しく覚えることがサタンに勝利するよい方法だと思う。


悪者どもの道にはいるな。悪人たちの道を歩むな。それを無視せよ。そこを通るな。それを避けて通れ。 箴言4:15

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