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石ころ

家族と金環日食



 私が家からそれほど遠くないところに行き、金環日食を通して主との交わりを楽しんで帰ってくると、人々の楽しそうな声が聞こえてきた。
「ムベさ~ん。見たよ~」って、向かいの高い所から弾んだ声で呼ばれた。そうして、日食眼鏡を返しに来られて、幾度も「すごかった~ありがとう。」ってお礼も言ってくださった。

私は何もしていないのに・・私はひとり主の所に行っていたのに・・いっぱいお礼を言われた。でも、彼女の楽しさが伝わってきて「本当に素晴らしかったね~良かったね~」って、まるで一緒に居たかのように喜びを分かち合うことが出来た。

それは主人がご近所の方と向かいの高い所に行き、日食眼鏡を貸して差し上げたお礼だった。私はイエスさまに主人を感謝した。
私はいつもひとりで行動してしまう。でも主人は私のできないことをあっさりとやってのける・・。
お礼を言われた日食眼鏡は息子が作ってくれたもの。私が新しく主を体験することができたのも彼の備えのおかげでもあった。

主人とお茶を飲みながら感動を話し合った。主人はみんなが喜んでくれたことも嬉しそうだった。
「神様が大空を造られたときに、準備して下さったサプライズ。神秘的な輝きだったね~。」
「本当に凄かったなぁ・・。俺は何を大騒ぎして・・って思って居たけれど、見られて本当に良かった!」
ふたりでもう一度感動を語り合った。


 息子は何日も前から、フィルムなどを買って家族の分の眼鏡を作り、写真を撮るための準備をしていた。この日に休暇を取るために、残業が続いて疲れていても休暇を取らなかったのだ。
落ち着かない天気予報に一喜一憂して、「和歌山に一泊して撮影場所を探そうか・・」とも言っていたけれど、私は一言だけ「此処が一番良いんだよ」って伝えて、お導きを主に祈っていた。

彼は早朝からドタバタと準備をして、私が起きたときにはもう居なかった。近くで腰を据えて撮影をしていたと言う。
重い機材を抱えて遠くに出かけ、今週の仕事に差し支えるほど疲れなくて良かった、と母はホッとしたのだ。
家族はそれぞれ別の場所で同じものを見ていた。そうして同じように感動を持って帰り、喜びを分け合って3倍になった。ハレルヤ!

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