久しぶりにゆっくりしている息子を誘って、一緒に読んだルカ９章。
イエスさまは１２弟子に悪霊を追い出し、病を癒す神の力と権威をお授けになった。１２弟子と書かれているのでユダにも授けられたのだ・・。
此処で、エサウが空腹を満たすために神より約束されていた長子の権利を、一杯の煮豆と引き替えにした記事を思い出した。
ヘブル１２章には、エサウのことを「俗悪な者」と書いてある。
ユダも、よきものをいとも簡単にわずかな金で売り渡した。神より賜ったものは、イエスさまご自身だったのだけれど・・。
彼にはそのお方の価値がまったくわかっていなかったのだろう・・。
悪霊を追い出すことも、病を癒すことも、愛のない者には価値のないものであったのだ。
それが、金銭に変えられない限り、ユダには意味がなかったのだろ。俗悪な彼には神の力も権威もお呼びでなかった・・。
私たちも素晴らしい特権を頂いている。神の御子がこの罪在る者のうちに共に居てくださり、滅びることのないいのちをたまわった・・。
いつも神の交わりに加えられ、聖霊によって絶えず祈られ、イエスさまによってとりなされている者なのだ・・
でも、悲しいことにまだまだ、その真の価値がわかってはいないのだけれど・・。
神より何を賜っているのか、それがどんなに尊い価値あるものであるのか、みことばから覚えたい。みことばを聖霊が必要なときに思いだしてくださる事は幸いであると思った。
うっかりとだまし取られないように、肉を満足するために売り渡してしまわないように、新しい年を前に心が引き締まる思いがした。
しかし、キリストは御子として神の家を忠実に治められるのです。もし私たちが、確信と、希望による誇りとを、終わりまでしっかりと持ち続けるならば、私たちが神の家なのです。（ヘブル３：６）
